西大島 純喫茶ヤング

忙しい日常に少し疲れてしまったとき。スマホを置いて腕時計を外し、少し距離を置きたいとき。ぜひ入ってみてほしい。一昔前にタイムスリップできる飾らない雰囲気の良い喫茶店があった。

西大島駅から亀戸駅にかけては、唐揚げ屋さんが多いので有名だ。ここ、純喫茶ヤングは、その反対方向、大島団地の中、公園に面したアーケードの中にある。純喫茶としては有名なのか、名前のインパクトなのか、いくつもの記事がアップされているようだ。

店内は店名そのもの。天井のシャンデリア、壁のランプ風の電灯。いくつか消灯している電球が良い風味を醸し出している。横一面の鏡、スプリングのきいたソファー、レンガ調の床。全体的にレトロで、ブラウンだ。タバコの黄色かもしれないが、不思議とタバコの匂いは鼻につかない。

日曜の10時頃。先客が一人いた。やがて男性の二人組。タバコに火をつけて、何やら打ち合わせの様子。ゆったりとした時間が流れる。壁のメニューには、パンケーキやサンドイッチのほか、カレー、かきたまうどん、おろしハンバーグ、定食。

モーニングセットを頼む。450円という安さにしては、しっかりとした分量だ。コーヒーはしっかりとした味で美味しい。厚めのバタートーストによく合う。スピーカーから流れるてくる抑え気味のオールディーズな洋楽も、あまり気にならない。同じく店内の抑え気味の光量が、読書にはちょうどいい。腕時計を外して、昔の小説などをゆっくりと読みたくなった。

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