チリ産のワイン。サンタ・カロリーナという大きな会社が輸出している。1875年の創業で、当時、最愛の妻カロリーナ夫人の名に由来したという、ロマンチックな社史を持っている。サントリーが輸入して、販売している。
サンタバイサンタ、という表記がある。ミディアム。シラーという種類のぶどうを主に用いた赤ワインのようだ。パッケージには「ボリュームのある熟した果実味と、飲みごたえのある程よいタンニンが特徴。素直で飲み飽きない味わいです。」という表記がある。ドン・キホーテで「売れ筋ワイン!」というコーナーに、ワンコイン以下の値段プレートと一緒に山積みされていた。
一口、飲んでみる。うーん、ものすごく強烈なタンニンを感じる。口の中、全体が消毒されているのではないかと思うくらいの、強烈な渋みが広がる。ボトルに貼ってある「スムース&ジューシー」という言葉を疑いたくなる。当方の味覚が良くないのか、保管していた場所が良くなかったのか、ドン・キホーテの仕入れ担当者が間違えて味見をしたのか、ドン・キホーテの販売担当者が誤ってシールを貼ったのか。不思議が渋みが広がる。強烈な味覚のチーズなどがあればバランスが取れて、合いそうだ。