夏休みだけれど、平日朝の浜松町駅は、いつもながらに混雑している。羽田空港へのモノレールへ乗り換える旅行客と、出勤ラッシュの通勤者が重なる時間帯。山手線のホームの幅が、やや狭いので、エスカレーターに並んでいると、すぐに次の電車が来てしまう。浜松町駅の山手線のホームは、構造的に問題があると思う。
浜松町駅とつながっている貿易センタービルの二階ロビーホール。出勤前の朝食需要を取り込もうとして、いくつかの喫茶店が、激しい競争を繰り広げているようだ。モーニングセットの価格が大きく張り出されている。こちらは390円で小さなサラダが付く。あちらは380円だがトーストがやや厚めだ。私たち庶民は「・・・90円」とか「・・・80円」という金額設定に弱いのだ。
カフェアンドビアー、テンプスの、390円のお店に入る。夜はビアレストランになる。浜松町駅と直結なので、酔っ払っても、駅まで迷わずにたどり着けることがポイントだ。大ホールは喫煙で、前面の一部カウンター席と、ロビー側に面したコーナーが禁煙席。サンドイッチが美味しそうで、サンドイッチモーニングセットもあったけど、ウインナーサンド(あまり好きではない)しか選択できないようなので、個別にビーフパストラミサンドにした。
サンドイッチはトーストされていて、暖かい。ローストビーフの肉も美味しいけど、ずいぶんとサイズが小さいサンドイッチだ。忙しくて時間があまり無い方には食べやすい大きさで、ダイエット中の方にとっても良いサイズだ。もしも、このすぐあとでコメダ珈琲店へ行ってサンドイッチを注文したならば、名古屋の老舗喫茶店の、サンドイッチのサイズに対する意識の高さに感動するかもしれない。
浜松町駅は、羽田空港へのターミナル駅でもあるけれど(チェックインもできる)、竹芝や芝浦など東京港の桟橋があり、伊豆七島へ向かう航路などへの連絡駅でもあったようだ。海岸一丁目という地名からも、海が近かった様子が伺える。海側を見ればレインボーブリッジ、山側(?)には東京タワーも見える。ビジネスだけでなく、東京観光のターミナルとしても、存在感を発揮している。