いつもの河内屋で、月間特価の1,738円という価格が、高いのか安いのか良く分からないけれど、とにかく飲みたくなった剣菱。酒質は濃醇、アルコール度数は16.5度。
まずは冷やでコップにトコココと注ぐ。この、古酒のような苦深い、独特の渋旨な味と香り。やっぱり、剣菱だ。類似品があったらお目にかかりたい。(更に安ければ買い求めたい。)
剣菱は、色々な言い伝えがある。剣菱が8代将軍・徳川吉宗の御膳酒に指定されたとか、「忠臣蔵」で知られる赤穂浪士の討ち入りでは、討ち入り前夜に全員で酒を酌み交わしたとされているが、その時に飲んでいたお酒が剣菱だったとか。気合を入れるために、「剣菱を持て!」というセリフは有名だ。「米だけのすーっと飲めてやさしいお酒を持て!」では、格好がつかない。
わざわざ一升瓶で購入した理由は、数日後にインドへの出張を予定しているが、その帰国する楽しみとして、さすがに一升瓶なら今買ってもまだ残っているだろう、という目論見からである。それでも気がつくと、もう一升瓶の半分が蒸発してしまったようだ。剣菱は気化する割合も他のお酒と比べて大きいみたい。。