日本ワイン アルプスワイン信州コンコード 赤 甘口

日本ワインとは、日本の葡萄から日本で作られた、正真正銘の、いわゆるワインである。参考までに価格は税別で880円。原材料名に、「ぶどう(信州産)」とある。濃縮還元果汁では、ない。しかも、酸化防止剤無添加とある。信州で栽培されているコンコード種を一房一房丁寧に手摘みして、100%使用した、フルーティーで飲みやすいワインとある。

飲んでみると、あら、美味しい!もう、ワインの選別は不要で、この一種類だけあれば良いような気がする。甘くて濃い味。葡萄の味。ふるさと納税か何かでこのワインがあれば注文したい。2リットルでパックでないかしら。日本が誇るべき甘口のワインの一つであることに何の疑いも感じられない。

嫁さんも、美味しそうに飲んでいる。テーブルワインとして毎日飲むには小遣いがもたないが、何かの記念日にでも、ぜひ常備しておきたいワインだと思った(常備しても、すぐになくなってしまうかもしれない)。

しかしその一方で、この味は、濃縮還元果汁を用いた、もう少し安い「国産ワイン」と同じような気もする。本物の味だ、と思えば、なるほど確かにその美味しさが倍増するような気持ちにもなるが、極論的で申し訳ないけど、濃縮還元果汁の国産ワインも同じくらい美味しく感じる。

誰かの記念日や、他の人に送るのであれば「日本ワイン」はお互いに誇らしいかもしれないけど、毎日の飲用であれば、国産ワインで十分な気もする。庶民にとっては、安くて美味しいということも、幸せを感じるための味覚の一つである。

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