【新宿区】世界湯 高田馬場の散歩道

子供が進学塾の入塾テストを受けることになり、送迎の間の時間に銭湯を探した。駅から5分も坂を下ると、閑静な住宅街に入った。駅から近いのは「福の湯」だったが、しばらく休みます、という看板が貼られていた。この「しばらく」が、どうか長く目にならないことを。

「世界湯」は急な坂道を降りきったところ、神田川の手前にあった。マンションの一階が銭湯になっている。都心の銭湯の流れだろうか。先ほどの福の湯も同じ印象だった。

新しい雰囲気で、こざっぱりと清潔感がある。地元の年配の方が多い。カウンターの年配のご婦人が、ゆったりとした所作で迎えてくれる。下駄箱の鍵を預け、ロッカーの鍵と引き換えのようだ。これなら紛失することは少ないだろう。

脱衣場、浴室、奥に有料のサウナもある。年配の方が多いせいか、何となく、病院の中の施設のような感じもする。あまり下町の銭湯という感じがしない。お湯が温い。ゆっくり楽しむには良いと思う。

時間が早いせいか、かなり年配の方々が多い気がする。やっと歩いているのを見て、倒れないか、心配になる。それでも銭湯は健康にも良いのだろう。健康維持にも、大事な場所なのだと思う。

駅への帰り道、宮田商店街を通る。クリーニング店や不動産屋など、地元のお店が並んでいる。駅前まで歩いて帰る間に、せっかく温まった体が、冬の夕方の空気に奪われてしまうのが残念。

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