カフェ・ド・クリエ 御徒町店 腕時計記念

御徒町駅から上野駅にかけては、アメ横商店街を始め、観光客で大変賑わっている。日曜日の午後ともなれば、どこの喫茶店もほぼ満員御礼が掛かっており(実際には掛かっていないが)、動物園のように騒がしい店内で何とかアイスコーヒーで涼を取れるのが関の山であろう。

そこへ来ると、同じ御徒町駅でも、昭和通り側へ歩いて出ると、比較的人通りも落ち着いてくる。上野松坂屋を始め、堂々たる百貨店が建ち並ぶ繁華街である中央通りと比べると、少し日陰になるが(午後だから日が陰る。涼しくて良い)、安売りの多慶屋を始め、色々なお店もあり…と思って見渡しても、主に多慶屋しかないが、そこが良いのである。

270円のアイスコーヒーを持って二階へ上がると、広々としたフロアが迎えてくれる。喫煙コーナーもパネルで仕切られている。バフっと沈み込めそうなソファー席はさすがに埋まっているけど、日曜の午後にしては、さほど混雑していないようだ。コンセント付きの席もある。椅子は、市ヶ谷東店のほうが、座り心地が良さそうだ。空いてて涼しいだけで十分。文句を言ってはいけない。

さて、わざわざ御徒町駅店に入ったのは、本日購入した腕時計を付けるため。上野松坂屋のとなり、PARCOya にある文房具店、スミスの店頭で見て、とても気に入り、衝動買いしてしまった。 BOCCIA TITANIUM / ボッチア チタニウム、というドイツ製の腕時計。シンプルなアラビア数字の文字盤、軽い高純度のピュアチタンで作られている。電波でもソーラーでもなく、独自電池とクォーツで時を刻む。こういうの、好きである。

パルコヤ上野のスミス(Smith)という文房具店は、敷地は極めて狭いのだが(すみません)、厳選された舶来物、主に欧州方面からの洒落た文房具が並んでいる。インスピレーションが刺激され、何となく仕事が楽しくなりそう、という魔法をかけられるお店である。まだ10月まで1ヶ月もあるというのに、10月始まりのダイアリーまで買ってしまった。凄まじい魔法力である。

どうか1ヶ月後も、魔法が切れませんように。

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