杉玉 青森のポピュラーな純米酒【2019青函旅-08】

さてここからは、青森-函館での、そこそこ美味しくて安いお酒の紹介です。

青森県の桃川という酒造は、広く一般向けに大衆酒から高級酒まで、幅広く美味しいお酒を提供している。青森の地元では、ポピュラーなお酒メーカーのようだ。このお酒、純米酒杉玉(すぎたま)は、地元のコンビニやスーパーで広く売られている、皆さんから愛されている純米酒のようだ。

青森から函館へ向かう青函フェリーの中。かつては唯一の交通手段だった青函連絡船は、北海道への新幹線が開通したあとも、ちゃんと残っていて、旅客系が中心の「津軽海峡フェリー」と、貨物が中心の「青函フェリー」へ、いくつかの船会社が統合した。料金は後者が安い。その分、旅客向けの施設は差があるようだけれど、この船「はやぶさ」は青函フェリーの中でもバツグンに大きくて、設備も綺麗。4時間の船旅を快適に楽しめる。

船に揺られながら、杉玉を飲んでみる。純米酒だけあって、お米の風味、雑味(良い味)が味わえて、日本酒を飲んでいる感じが楽しめる。クリアな吟醸酒にはない、こういった旨味が、とても美味しく感じられるお酒だ。

フェリー船「はやぶさ」は、ゴンゴンゴン…という低い唸り声を出しながら、ゆっくりと函館へ向かっている。ウィキペディアによると、時速19ノット。ノットは1.852キロメートル/時だから、メートル法では時速40キロに満たない。市街地を車で走るくらいのスピード。新幹線には負けるけど、お酒を飲みながら海原を眺めるような旅を楽しむには、なんとも丁度よい。ゴンゴンゴン。酔も回って、少し眠くなってきた。。

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