【北海道函館市】湯元啄木亭 函館、湯の川温泉【2019青函旅-07】

青函連絡船(青函フェリー)で、青森から4時間をかけて、函館にやってまいりました。新選組の土方歳三で有名な(?)五稜郭タワーにも上って、ライトアップを眺めた後に、北海道の三大名湯の一つでもある、湯の川温泉へと急ぎます。

湯の川温泉は、350有余年の歴史を誇るそうです。かつての松前藩主や、箱館戦争での傷病兵など、これまでに多くの人々の病を治し、癒してきました。少し熱めなのが特徴。とくに、湯の川温泉にある温泉銭湯である、永寿湯さんは、日本一熱いことで有名です。少ししょっぱくて、無色透明でサラリとした入り心地のお湯。ナトリウム塩化物泉、カルシウム塩化物泉を豊富に含むため、塩分によるバリア効果?によって保温効果が高く、湯冷めしにくいお湯と言われています。

湯の川温泉には、大規模観光ホテルが立ち並んでいますが、日帰り温泉としても開放しています。ここ、湯元啄木亭(たくぼくてい)は、日帰りランキングでも常に高い評価を得ている温泉ホテルです。函館の街を眼下に見下ろす大浴殿からは、美しい夜景や鮮やかな稜線をお楽しみいただけます…とのこと。

フロントで日帰り入力の希望を告げて、お代を払います。スリッパに履き替えて、11階の空中大浴場、雲海へ。9割がたは、ホテルの宿泊客です。週末の土曜日。家族連れや、会社の同僚同士など、賑わっていました。男湯方面からは空港が、女湯方面からは、五稜郭タワーや函館山が見えるようです。すっかり夜でしたので、そこそこの夜景が楽しめました。

お客さんの数も多いですが、お風呂自体が、窓ガラスに沿って細長い造りですので、狭い感じはありません。手前にサウナがあり、ぬるめのお湯、熱めのお湯、その向こうには露天風呂「空中露天風呂いさりび」があります。ぬるめのお湯でも、そこそこの熱さがあります。熱めのお湯がちょうどよいかな。

お湯の色は透明ですが、源泉のほうを手ですくって口に含むと、塩の味がします。泉質はとても良くて、まろやかな感じです。家族連れで賑わっている露天風呂のほうは、少しぬるい気がします。吹き抜ける風を感じながら、夜空を見上げると、雪の粉が落ちてきました。

湯の川温泉へは、函館駅や五稜郭などから、函館市電(路面電車)が走っています。JRのSUICAが使えますので、観光にはとても便利です。函館空港にも近いので、函館観光の帰りに立ち寄るにも最適です。時間があれば、函館の日帰り温泉巡りも、楽しんでみたいと思いました。

タイトルとURLをコピーしました