【埼玉県戸田市】天然戸田温泉 彩香の湯 琥珀色の泉質

「日本温泉協会認定オール5つ星獲得、源泉掛け流しの良質な天然温泉」という立派な宣伝文がホームページにあるように、天然戸田温泉、彩香の湯(さいかのゆ)は、ニフティ温泉でもランキング入りしている、都心からのアクセス抜群な源泉掛け流しの日帰り温泉です。

個人的には、都営三田線の高島平駅から無料送迎バスがあるので、休日の一日乗車券(500円で都営地下鉄乗り放題)で往復できるため、非常にポイントが高いところです。入場料も、300円の年会費を払って会員になれば、900円です。

埼玉県蕨市、荒川の北側にあります。荒川を挟んだ向こう側の板橋区には、「板橋温泉、さやの湯処」があります。温泉の出やすい場所なのかも。お金はかかりますが、JR蕨駅から国際興業バスでも来ることができます。

露天風呂コーナーでは、温泉が十分に使用されています。加水・加温を一切していない、地下1500mから汲み上げた濃厚な「生源泉」が楽しめる、ゴエモン風呂のような大きめのツボ浴槽は、鉄製で、温泉成分によって良い感じにサビっぽく浸食されています。ナトリウム -塩化物強塩温泉です。泉温は湧出時に39.2℃。琥珀色のお湯は、身体が芯から温まります。

湧出量が780L/分というのは、かなりの量です。さらに「自噴」とあります。普通はポンプでくみ上げるのですが、ここはすごい。成分総計も「19490mg/kg」とあり、キロあたり19グラムであれば、立派な高張性の「天然温泉」です。上湯と下湯に分かれた源泉風呂、寝湯、ツボ湯にいたるまで、ふんだんに温泉が使われています。温露天風呂の奥には薬湯サウナがあって、漢方の香りが楽しめます。

バスやトラックの通る幹線道路が近いため、「眠湯」で寝転んでいると、クルマの通る音が聞こえます。騒音というよりも、生活音に近い感じです。青空を見上げながらの「寝湯」。花粉が湯蒸気で近寄って来ないような気がします(科学的には、わかりませんが)。「源泉岩風呂」も、少し浅めのところがあり、一人分の空間ごとに岩で仕切られているので、落ち着きます。

屋内風呂の天井も高くて、木目調の色合いの天井には形の良い湯抜き窓があります。ひな祭りのシーズンでしたので、ロビーにはひな壇が飾ってありました。

階上には、二重の扉の向こう側に「お休み処」があって、本格的に静かです。防音ホールのよう。優しいオルゴールが静かに聞こえます。通路に面している「うたたね処」には、ソファーや大きなクッションがあります(写真)。こちらはご婦人方とお子様たちの空間のようです。皆さん、大変にリラックスされています。平日や、休日であれば午前中に訪問するのがオススメです。また訪問したい日帰り温泉でした。

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