ハウステンボス駅の正面にあるヨーロッパ風のホテル、ローレライ。ここに、日帰り利用可能な温泉、ばってんの湯があります。
ホテルの外観は、ハウステンボス駅の欧州的で独特の雰囲気とは同調しているようですが、周りが山々ですので、何となく浮き足立って見えます。特に佐世保方面から徒歩で旅をしてきた者にとっては（あまりいない（私のこと））、地方によくある不思議なファッショナブル的ホテルにも見えてしまいます。
ホテルのロビーは豪華で整然としています。フロントの方もとても親切な印象でした。日帰り利用客向けのカウンターもあり、丁寧に説明してくれました。
ナトリウム塩化物温泉とのことですが、さほど温泉感はありません。塩化物泉ってこんなに効能があったかな？というくらいの豪華な書きぶり。
大浴場ですが、ホームページで事前に見たよりも、更に昭和感の強い雰囲気です。広くて採光があり、浴槽もとても大きく、開放感があって良いです。平日の正午ということもあり、お客さんは９割が地元の高齢の方々。残りの１割は私。
スチームサウナは故障中。ドライサウナはカラカラで、無料のマットを敷くタイプです。とても賑やか…。常連さんたちの日々の健康状態に関する話が耳に入ります。でも、旅先でその場所の日常を感じる話を聞くのは、好きです。
水風呂は常温っぽいですが、冬場でしたのでちょうど良かったです。外気浴もできますが、冬の寒風凄まじく、浴室内の白いイスの方が快適でした。
時間の都合があり、１時間程度の滞在でした。近くのハウステンボス温泉が夕方から開場なので、今回はこちらへ訪問しましたが、故障箇所の修繕や、抜本的なリニューアルがないと、再訪は厳しそうな印象でした。
一方で、昭和的なイメージを前面に押し出した感じは、ホテルの外観とのギャップがありますが、そういったお客さんであれば、また違った良さを再発見できるのかもしれません。営業時間の幅が広いこと、駅近である点はプラスです。
