相鉄線、上星川駅前にある、昔ながらの雰囲気ただよう銭湯。フロントでは、優しげなおじいさんが迎えてくれる。薬湯、電気風呂、バイブラ湯も。150円を払えば遠赤外線サウナも使えるようだ。470円というのは、横浜市の銭湯の共通料金だろうか。
大浴場は、白い色のタイル、オレンジ色の西洋風の柱のような壁。お湯はやや熱めだ。個別のシャワーは、ややさほど熱くない。コイン式のロッカー。更衣室には長椅子があり、サウナで疲れたら一休み、もできる。
上星川駅には、大規模な天然温泉があり、値段もさほど高くないので、この上星川浴場が、負けずに営業を続けていられるのが、少し不思議なくらいだ。フロント前のロビーには、かわいい人形たちが飾られている。上星川浴場の時代を見続けてきたのかな。湯上りに「ファイブミニ」を飲みながら、テレビでNHKニュースを見る。こういう落ち着いた雰囲気は、新造の大型の店舗では、とても醸し出せない味わいだ。
ホームページによると、大正時代に創業して、今まで途切れることなく続いているようだ。20年前、大学生の頃に利用していた上星川駅は、それはもう、ほとんど何もなかったような記憶しかない（失礼）。今では大手のスーパーがあり、駅前マンションも建設中だ。これからも、ゆったりと、続けていてほしい。
