最近は何となく近所の銭湯ばかりに通うようになって、遠出の機会が減りました。思い出すようにして、数年前の出張で「ウェルビー栄」を訪問したときのことを書きます。
名古屋屈指の老舗サウナ施設ですが、年季を感じさせない新しい仕掛けがあります。近年の改装によって男性専用フロアが小さくなったのが少し残念です。
まず、森のサウナという、自由にセルフロウリュができる、薄暗いサウナ室があります。右奥の2段目が良いです。サウナ室のドアの下には少しスキマがあって、風が通り抜けます。狭いながらも居心地良いです。
アイスサウナという、氷の水風呂があります。小窓から室内の様子が見れます。寒々とした青色の世界、氷柱が立っています。誰も入らないので、何かの記念にと、ザブン!気合いで入りました。2秒が限界!マンガで見るように飛び出ました。ドアノブに触れたら、指先が凍り付く恐怖を覚えました。
高温サウナは広々としていて、高温でカラカラです。肌には少し悪そうですが、暑いサウナ室と氷の水風呂という、極端な世界を体験できます。テレビは音量低めで、サウナ室の片方側にあるため、座る位置によってはテレビが視界に入らない、という配慮が見えます。
普通の水風呂も、ちゃんとあります。プールのような広さの方は、チェアが水中に沈んでいます。さほど冷たくないので、長く座っていられます。すごく冷たい方の水風呂は、自分にはやや冷たすぎるようでした。
外気浴は出来ませんが、大浴場の奥の方に、木製の完全フラットな寝椅子と、膝掛け椅子があります。温かみのある座り心地です。寝椅子に横たわって、目を閉じて水風呂に流れ落ちる滝の音だけを聞いていると、宇宙まで飛ぶような仕組みのようです。
サービス券をもらったので、湯上がりにオロポを注文しました。大ジョッキサイズで、お腹いっぱいになりました。