シャリキン! 焼酎のシャーベット

コロナウイルスの影響により、例年と比べて特殊だったゴールデンウィークも過ぎて、夏も近づいてきた。気温が30度に届きそうな日。青い空が広がり、爽やかな風が吹いている。家の中でテレワークをしているのが、ひじょうにもったいない。(昨年も「仕事に行くのがもったいない」と思っていたけど。)かき氷やシャーベット、さほど好きでは無いけれど、最近流行の「凍らせるお酒」とは、どんなものだろうか。

「キンミヤ焼酎(正式には「亀宮焼酎」)」でも有名な宮崎本店さんは、三重県の四日市にある。伊勢神宮から「宮」の字を拝借しているようだ。鈴鹿山系の清い伏流水の恩恵を受け、酒造りに適した場所とのこと。町内にあった30以上の酒蔵を、宮崎本店が全部引き受け、8000坪にもなる大きな蔵で製造している。ホームページを見ると、重厚な黒壁の大きな貯蔵庫が立ち並んでおり、お酒造りの歴史が感じられる。

キンミヤ焼酎は「仕込み水」がポイントのようで、「清く、柔らかな地元天然水は、ミネラル分がほとんど入っていない」とのこと。「ミネラル豊富で栄養のある」とは逆の発想で、「ピュアですっきりした味わい」というアピールは、焼酎のクリアなイメージに良く合っていると思う。

冷凍庫に入れて1日待つと、良い具合に凍っていた。量が少ないので、お試し的な気分になる。ガラス製のコップに入れてみると、たしかに、みぞれのよう。味の方は…凍った焼酎の味がする…。焼酎自体、もともと味の薄いお酒なので、何となく氷をシャリシャリと食べているよう。トシのせいか(?)、冷たすぎると、微妙な味覚を感じるのが難しくなるようだ。少し水を足してみると美味しくなった。結局、焼酎のロックになってしまったけど、面白い経験ができた。

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