【千葉県市川市】柳湯 本八幡駅から歩きます

最近、「時々銭湯」というサイト名の割には、ほとんど銭湯に関する記事を投稿できていない気がする。徒歩圏内で行けるところは、ほとんど行き尽くしてしまい、週末も何かと忙しく、原点である本来の趣旨を定期的に文章化するための体験そのものに遭遇しにくくなってしまっている。それでも、東京23区だけでも、銭湯の数は500くらい、存在するというのだから、言い訳にも出来ないようだ。

さて、今回の銭湯は、JR総武線本八幡駅から徒歩10分くらいのところ。景色がやや和らいでくる住宅地の中、細い路地たちに囲まれて、この「柳湯」がある。千葉県市川市の銭湯は、初めてだ。第一と第三金曜日が子供無料になる「ユニーイクフライデー」や、市川市浴場組合による、ほのぼのとした貼り紙、そして東京都より30円も安い入浴料など、何となく新鮮な気持ちになる。

ここ柳湯では、男湯と女湯が、日替わりで入れ替わるようだ。脱衣場には小型のテレビが五台ほど並んでいて、それぞれの番組が放映されている。どのチャンネルを見れば良いのか迷う。浴室内に入ると、真ん中にジェットバスを中心とした大風呂があり、それを囲むようにして、体を洗う場所がある。独特な手作り感のあるサウナも体験できる。

すっかり体が暖まって、駅へと戻る帰り道、さほど混雑していない南八幡商店街を通る。スーパーの袋を両手にしたご婦人や紳士たちが、駅の方から歩いてくる。春の日の夕方は、風が温かい。今年は桜の開花が少し長いようで、2週間の長きにわたって楽しめた。商店街で何かを買っても良いし、本八幡駅のモールには、美味しい専門店のたい焼きがあるし、駅前には「今川焼き」も売っている。そんな楽しみもある。

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