横浜市より広い!中関村サイエンスパーク(2019福州_12)

中関村。北京市内のやや西北に、北京大学や清華大学が集まる地域があり、中国科学院の研究所、アップルやインテル、マイクロソフト、IBM、NTTデータ、パナソニック、富士通といった外資系企業も集まる。中関村サイエンスパークとは、この北京市海淀区の区画を中心とする、いわゆる特区の総称だ。

中関村事務所HPの情報によれば、総面積は488平方キロメートルに及び、その規模は東京ドーム10,383個分になるそうだ。横浜市(437平方キロ)とほぼ同じだろうか。ただしこれは北京市内の五つの園区面積の合計であるようだ。すごい数字が出てきたら、少し立ち止まって検証してみるのは、中国の情報と向き合う基本だ。

ちなみに、横浜スタジアムは球場の総面積が26,200㎡、2.6ヘクタールだそうだ。次からは、ハマスタを単位に使おうかな。福岡ドームは大きくて69,130 m²、千葉マリンスタジアムは14,938 m²なのだそうだ。グラウンドのサイズはある程度決まっているので、観客動員数と複合設備によって変わるようだ。

中関村サイエンスパークの特区でも最大の面積を有する、海淀区のイノベーション促進センターを訪問した。ちょっとした歴史博物館にもなっているけど、大きな特徴は、小規模スタートアップ企業を支援する仕組みにある。オフィスフロアは一人用デスクが並んでいる。予約用ディスプレイがあり、数日先まで、個人企業として、これらのデスクを使用できる。別の部屋には、起業のための一括登録センターのようなコーナーがあり、企業の登記登録、税制優遇確認、 支援制度の確認や登録、特許支援、必要な人材の斡旋など、集中的に取り扱っている。日本の地域の役所のように、たらい回しされない。ワンストップサービス。中関村サイエンスパーク全体では、昨年、1日に90社が起業したそうだ。

中関村東京事務所のHPによれば、「中関村で働く優秀人材の永住権取得」として、中国版グリーンカードの取得もサポートしているようだ。中国国内での投資、不動産購入、受託ローン申請のほか、自動車免許申請、子供の入学なども可能になるそうだ。現時点では「え、中国に?」と感じる人も少なくないかもしれないが、科学や教育に対する政府投資の絶対量では、日中は著しい差がついているので、遠くない将来、「ぜひ取得したい」と思う若者たちも、増えてくるかもしれない。

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