【千葉県市川市】宝湯 風呂フェッショナルラリー 本八幡の銭湯

千葉県市川市、JR本八幡駅から徒歩約20分?もうちょっとかな?往復すると中々良い運動になるのが、宝湯(たからゆ)さんだ。途中にある「柳湯(やなぎゆ)」さんを経由して歩く道は、住宅街を通る静かな環境にある。

土曜日の夕方であったけど、先客は一人きりだった。昔ながらの、広い銭湯は、施設の至る所にやや年季を感じるが、そこがまた、良いのである。壊れた茶色い革製のマッサージチェア、故障中と書かれた紙の貼られている洗濯機(外にはコインランドリーがある)、東芝製の扇風機(壊れてない)。風情を感じる。

大浴場の壁の絵は、男湯と女湯の中央にそびえる、大きな富士山だ。手前には海岸に松林。天井は水色、どこまでも高くて実に開放的だ。なんと大浴場に、演歌が流れている。絶妙な音響具合で歌詞はほとんど聞き取れないが、ここまで430円の入湯料で体験できるとは、ビバノンノンとした庶民の贅沢である。

お湯は、丁度よい温度だ。銭湯の標準的な形状の大浴槽が二つあり、一つは薬湯。「じっこう」のような、漢方の香りがする。これは結構、嫌いではない方の香りだ。カランのお湯は、やや温い。カランの水も冷たくないので、湯上がりには、桶に水を浸して頭からかぶると、汗も引けて丁度いい。

市川市ではスタンプラリーを開催中。「市フロフェッショナル」、八軒を巡ると記念品(風呂桶のようだ。これも珍しい)がもらえる。毎月26日は、風呂の日ということで、半額になる。一般的な労働者の、月末の給料日にも重なる。その日だけに限らずとも、ゆっくりと巡り、ゆったりと浸かりたい。

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