秋葉原駅と御徒町駅の中間くらい。中央通りとJR山手線に間の小路に、昔からの自家焙煎珈琲。、カフェ・ラパンがある。モーニングの時間帯、店内は観光客で賑わっていた。お一人様は、カウンターへ。コーヒーカップが並ぶ食器棚、ヤカンではせっせとお湯が沸き立っている。繁盛している純喫茶の模範店のような印象だ。灰皿を置いていないところを見ると、禁煙なのかも。
コーヒーが、しっかりと美味しい。深みのある、味わいのある(表現が下手で恐縮だけど)、とにかく普通より美味しいコーヒーだ。トーストにはつぶしたゆでタマゴがたっぷり。塩を少し降ると、更に良い。トースト自体も、美味しい。サラダはシンプルな、レタスとキャベツに、コールスロードレッシング。サイドメニューとして、ゆで卵、ミルク、トマトジュースが各50円。
店の入り口の、ガラス貼りの一角、展示室のようなコーナーに、大きな年代物のコーヒー焙煎マシーンが置いてある。家庭には於けない大きさだ。眺めているだけで、コーヒーの味が引き立ってくるから不思議である。店内にはゆったりとしたジャズ音楽が流れている。マスターの男性がテキパキと食器を洗ったり、コーヒーを煎れたり。店員さんたちも忙しそうだ。
会話するお客さんたちの方からは、英語や中国語が聞こえてる。上野や御徒町には、格安の中小規模ホテルが意外と多い。いずれの駅からも、朝食を食べに散歩するには、ちょうど良い距離にある。ネット上でもポピュラーだ。立派なホームページを構えている。ベビーカーで来店してきた家族連れもあり、赤ちゃんの声もする。駅からの遠さが、良い感じに店の価値を上げているようにも思える。ぜひ、上野界隈散歩の目的地のひとつに、ぜひ追加したいお店。