焼き立て!ふわとろ半熟卵のカレーパン マロンド本八幡店

半熟卵入りのあつあつカレーパンが、悩殺的にヤバい。サクッとした第一食感に続いて、もちもちとしたパン生地があり、とろっとろの半熟卵を、スパイシーなカレールーがやさしく包んでいる。誰でしょう、こんなにも悪魔的に美味しすぎるカレーパンを考案したのは。焼き立てなのである。まるで、漁船の上で釣ったばかりのマグロを捌いて食べさせる、料理番組の芸能人レポーターの気持ちだ。そのあと、ホットコーヒー。、サッパリとした味わいの「森のコーヒー」は、カレーパン後に、最適な口当たりだ。

「千葉のおいしいパン屋さん」、マロンド本八幡店は、京成本八幡駅が見える、踏み切りの手前にある。もちもち食感の国産100%食パンと、ランチタイムのパン食べ放題のタペストリーが目立つ位置に貼られていて、踏み切り待ちの腹ペコたちにアピールし、吸い寄せている(私も吸い寄せられた)。

しぶしぶと2%の消費税を支払って利用する(表現が良くないかしら)カフェコーナーは、結構な広さがある。奥の方がソファーテーブルになっている。椅子の背もたれが丸くなっていて、背中全体をカバーするようで、とても座りやすい。コーヒーはやや量が少ないけど、カップは洒落たヨーロピアンなテイストだ。レジの方から、自動現金支払い機のマシン的な音声が少しにぎやかに聞こえてくるけれど、明るい店内にはゆっくりとしたクラシック音楽が流れていて、くつろげる。

無料Wi-Fiや充電用コンセントプラグなどは無いけれど、焼き立てパンのカフェスペースとしては、十分に贅沢な空間だ。踏切をぼーっと眺めているだけでも楽しい(のは私だけかな)。京成電鉄、JR総武線、都営地下鉄新宿線の駅が集まる、千葉県市川市の本八幡は、平日は大勢の通勤通学の方々が行き交う街だ。そういった人たちを対象とした、美味しいモーニングを提供する喫茶店が、まだまだ点在していそうだ。

タイトルとURLをコピーしました