タカ、吉川山田錦という日本酒。実家の父(日本酒はあまり飲まない)が、知り合いからいただいたそうで、先日の帰省(二駅の距離だけど)の折に、ありがたくいただいた。
山田錦といえば、日本酒に適したおコメのメジャーな品種だが、全国の生産量の3割程度が、兵庫県三木市で生産されているそうだ。その内、吉川地区は、最上級の特A地区に指定されているそうで、吉川山田錦といえば、それはもう高級ブランドなのだそうだ。北海道・関東地方・京阪神・四国地方などに酒米用として出荷しているとのこと。
製造するのは、山口県宇部市の永山本家酒造場さん。「貴」ブランドにより、世界を見据えたプレミアムな酒造りにチャレンジしている。定番酒から季節のお酒まで。造るお酒は全て「純米酒」で、アルコール添加は一切していない。代表取締役であり杜氏でもある、永山貴博さんの名前には「貴」の字がある。本社のフェイスブックには、稲穂畑の広がっている写真が掲載されている。
フルーティーな、いつもの純米大吟醸の味。冬、温めて飲むことが多い日本酒の仲間というよりも、ワインなどの分類だ、と割り切ったほうが、世界的には認知されやすいという気持ちもわかる。全体の消費量が減っている日本より、思い切り値段を上げて差別化し、海外の豪華なホテルなどで、リッチな方々にぜひご賞味いただきたい。日本の貿易収支の増加に、十分に貢献できる実力を持ったお酒です。