2019年12月にオープンしたばかりの成田空港温泉「空の湯」を訪問したのは、2月半ばの暖かな平日で、インド出張への出発の日。デリーへの10時間のフライトを控えて、お風呂に入ってサッパリしておきたい、という理由でした。
成田空港第2ターミナルから無料シャトルバスで5分程度。小さめで、9人が定員。私を含めて5人でした。小型バスは駐機場に沿った通りを走ります。
露天風呂コーナーに、源泉掛け流しの温泉があります。地下1,000メートルから湧出される、含ヨウか素ーナトリウムー塩化物強塩味温泉。茶色に濁った、少し温めの上湯と、やや透明度が高く、ちょっと熱め(丁度よい!)下湯があります。しょっぱいです。
平日の午後。お客さんは随分と少ないです。上湯、下湯ともに、私一人だけでした。お風呂は建物の三階にあります。
炭酸泉の浴槽も、私一人でしたので、浸かってすぐに、全身が炭酸の泡で包まれます。濾過が追いついていないようでしたが、気泡の効果?で、とても温まります。ミストサウナも空いていました。
群馬県、草津温泉という湯船もありました。ミルク色に薄っすらと濁ったお湯です。柔らかに温まれるようでした。
露天風呂には、日差しをさえぎる屋根がなく、頭上には、大きく広がる、青い青い空。空の湯、という名前のとおりです。少し木陰になる位置で温泉に浸かりながら、斜め上に青空を眺めます。のんびりと流れる雲を見ながら、心が空へ吸い込まれていく様な、良い気持ちになります。
湯上がり、玄関で帰りのシャトルバスを待つ間、店員さんから聞いたところによると、最近はコロナウイルスの風評被害で、めっきり人が減ってしまったそうです。無料シャトルバスも、通常は大型が使われるそうです。
芝山千代田駅からも、徒歩で来れます。