「パンジャブグリル」高級インド料理【2020デリー_13】

夕食のために、多くのレストランが並んでいる、サウスデリー地区にあるショッピングモールへ入ります。「パンジャブグリル(Punjab Grill)」という、高級インド料理レストラン。ビュッフェ方式で、伝統的なインド料理を自由に好きなだけ味わえます。(ちなみに自腹で割り勘です・・・。値段分は、食べなくては!)

デリー市内には10店舗くらいある、パンジャブグリル。シンガポールのマリーナベイサンズというショッピングモールにも、お店があるようです。ホームページによれば、「Punjab Grillで贅沢なインドグルメの旅へ。ラホール、ペシャワール、ラワルピンディ、カブール、アムリトサル、ムルターン、パティアーラなどの「食の都」からインスピレーションを得た多彩な料理をご用意しています。」

パンジャブとは「5つの川」という意味で、インダス川支流のジェルム、チェナブ、ラビ、ベアズ、サトレジの各河川の流域の呼称でもあります。インダス文明発祥の地域です。ムガル帝国

インダス文明は、紀元前2500年頃から1500年頃まで、インド西北(大部分はパキスタン)のインダス川流域に成立した都市文明です。インド地図だと左上のほうです。(右上のほうに流れているのがガンジス川。)ハラッパー遺跡とか、モヘンジョダロとか言ったキーワードだけを、高校入試のときに覚えた記憶があります。(もう忘れてしまいました・・・)

遥か昔、私が高校生の時には、「アーリア人が攻めてきて、インダス文明は滅んだ」と学びましたが、現在では、気候の乾燥化、河川の氾濫など、インダス川に起因するものだった、という説が有力なようです。(インダス文明衰退の原因については、まだ定説はありません。)資源枯渇が文明の衰退要因というのは、ムガル帝国の盛衰に少し似ています。

さて、インド料理はスパイスが効いていて、脂分も意外と多く、パンチが強い味付けのものが多いので、「自由に好きなだけ」食べられるビュッフェ形式というのは、おなかの健康にとってはとても危険なのですが、一度くらいは入ったほうが、その後の人生の良い経験になります。(前回の出張では、それで腹痛に・・・)

色とりどりのカレーが並びます。私の好物である、ほうれん草カレーも、ものすごいほうれん草チックな色合いです。タンドリーチキンも、遠赤外線で、ちょうどいい具合にこんがりと焼き上がっています。インド風チャーハン(?)であるビリヤニも、スパイスが効いていて美味しくて、止まりません。この奥にはデザートコーナーもあります。とてもカロリー計算が追いつきません。

よく冷えたキングフィッシャービール・プレミアムと一緒にいただきます。ヨーグルトも一緒に食べると、おなかにも良さそうです。手前の白いカタマリ、「パニール」の食感が再考です。パニールとは、インド、パキスタン、アフガニスタン、イランなどの地域で一般的に使われるチーズのこと。お豆腐みたいな食べ心地です。

さて、十分におなかいっぱいになってしまいましたが、まだ出張は続きます。日本から持参した胃腸薬(新ビオフェルミンと正露丸)の出番はあるのでしょうか。体調がどうなるかは、翌朝だけが知っています。。

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