雪の札幌をテクテク 2018冬旅-13

小樽駅から札幌駅へ到着。到着したころには、あれだけ激しく降りすさんでいた雪は、すっかり止んでいた。出張や旅行も含めると、何度目の札幌駅だろう。駅前の広場は歩道部分が除雪されており、雪を見ながら安全に歩くことができる。

札幌駅周辺の良いところは、地下街があるところだ。雪に降られずに、暖かい地下商店街を歩いて、札幌周辺の主な観光ポイントまでたどりつくことが出来る。

赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)に到着。現在使われている新庁舎ができるまで約80年に渡って北海道の行政を担った庁舎。堂々としている。内部を見学できるようだ。心に余裕があれば、ぜひ中に入って見てもらいたい。この日はとても寒かったので、これ以上、近づくことは難しかったのは残念だ。

吹雪いてきた

次に、時計台へと歩く。ここは昔、札幌農業学校の演武場だったそうだ。今となっては周囲が高層の建物で囲まれているが、昔は目立つ建物だったに違いない。独特の雰囲気があり、そのあたりだけが、不思議な感じがする。

時計台を正面から

さて、近づいてみると、不思議と吹雪は止んでしまった。不思議な現象だ。北海道の吹雪は、突然に猛威をふるい、また急に止んでしまう。ほんの数十メートルごとに、別の天気予報が作られているかのようだ。

内部へ

なんと偶然にも、この日は無料開放デーであった。通常であれば、ラーメン一杯分くらいの入場料が必要なところ、無料で入ることができ、しかも暖かい。これは入場するしかない、と思い、後学のために内部を視察してみた。

講堂のようだ

ここ演武場は、2階建ての部分である。はじめは、教会だったようだ。正面を礼拝する場所と見ると、講堂のイスが整列しており、落ち着いた雰囲気だ。改装されているのだろうが、設備の色々なところが、昔ながらの雰囲気をかもし出している。きっと、大事に使われていたのだろう。

動いている!

これは、時計台に掲げられていた、時計の機械そのもの、のようだ。整備が十分になされていて、今でも時計が動いている。ゆっくりと時を刻んでいる。不思議な仕掛けだ。メンテナンスして、今でも時を刻んでいることに驚く。

テレビ塔

「さっぽろテレビ塔」だ。シンボルの一つ。札幌駅から、地下街を通っていくことができるけど、この塔の写真を撮るなら、ぜひ大通りの公園に上がってみる必要がある。急に吹雪が再開した。それでも負けずに写真を撮る。周囲には外国の方が結構、多い。スーツケースのガラガラを引きながら、吹雪の中を歩いている。現地の方にとっては大変な吹雪だけれど、私を含めて旅行者にとっては、大切な経験の一つになる。

元気はない

昨年に家族と来たときには、元気にがんばって上まで登った。地上90mの展望台へは3階よりエレベーターで約60秒で行けるそうだ。どうせなら、この階段を使ったほうが面白い。ところどころに、この間の抜けたような(失礼)、愛想のあるキャラクターが案内してくれるのだ。

札幌駅周辺には、徒歩で周れる観光ポイントが多くて面白い。そのほとんどのが、地下街を通じているので、寒い思いをしなくても良いのがポイント高い。しかし、せっかく来たのだから、雪を浴びながら地上を歩くのも、趣があって楽しい。寒いほうが、札幌ラーメンもひときわ美味しく感じられる。

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