墨田区役所から 無料で眺めるスカイツリー(曇り空) 

「スカイツリーが見える無料の展望フロア」で検索すると、上位にヒットするのが「墨田区役所」です。複数のホームページ情報によると、「14階までなら誰でも自由に入って見ることができる」そうです。

2機ある展望エレベーターの一つで、13階まで上がります。上昇途中には、エレベーターの窓から景色が見えます。13階には売店もあり(主に職員さんたち向けのようです)、奥の方へ進むと、左右に別れています。左側の少し豪華なコーナー(スツールとカウンターが見えます)の手前に「ここから先は職員専用です総務課」という立て札があります。一方で、右側は何もなく、つまり「一般開放コーナー」と思われます。

観光スポットのため、混雑すると職員にとって迷惑なのは理解できますが、これだけ立派な公共施設なのに、一般の来訪者に対しては少し冷ややかなようです。墨田区役所で働くことを促すための施策、と思われます(笑)。ちなみに、船堀駅にある江戸川区の施設「タワーホール船堀」では、無料で展望エレベーターでタワーの最上階まで上がれますし、綺麗なエレベーターガールとの無料会話も付いています。江戸川区は、まさに行政とは何たるかの見本のようです。

さて、墨田区役所の話に戻ります。13階からは、ちょうど東京スカイツリーが見えるのですが、この日はあいにく曇り空でした。スカイツリーの上半分は霧に隠れています。反対側、エレベーターの窓からは、隅田川に架かる、朱色の吾妻橋が見下ろせます。隅田川の向こう側は浅草です。

墨田区役所の1階にある喫茶店「リバーラウンジすみだ」を訪れたのですが、開店までまだ時間があったので、代わりに、隅田川の遊歩道で缶コーヒーを飲みます。春のうららの隅田川、とうたうには、まだ肌寒い季節です。隅田川を、松本零士デザインの水上バスが通ります。吾妻橋を渡って、浅草方面へ。江戸時代には「大川橋」と呼ばれていて、池波正太郎の小説の舞台にもなりました。今も昔も、浅草と深川を結ぶ、観光スポットの要所です。

リバーラウンジすみだ

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