ドコモショップの無料コーヒー

携帯端末の保有ユーザー数の調査を踏まえれば、日本国民の大部分は、ドコモに毎月、高いお金を支払っているようだ。それらの金銭は、他のキャリアと比べて豪勢な造りのドコモショップの建造費用へと投資されているのだと思うが、その一部分でも還流してもらうべく、ゆったりと無料のコーヒーなどを味わいながら雑誌を片手に気長に受付を待つことも、ドコモユーザーの権利であり、特典であると思う。

コーヒーの他に、紅茶、お茶、そして子供向けだろうか、乳酸菌飲料。マガジンラックに整理されてある雑誌も、女性向けのファッション系を中心に種類が豊富だ。キッズコーナーでは幼児たちがおもちゃを叩いている。うるさいと感じればそれまでだが、静かな森林で木こりが気を切り倒しているとでも思えば何かしらの情緒も湧いてくるのかもしれない。私は静かな森は静かなほうが良いと思うけど。

ドコモは、混雑緩和のために、来店事前予約という便利なシステムを設置しているのだけれど、きょう土曜日の朝時点では、週末の分は全て埋まっていた。週末に訪れたい場合には、一週間前までには予約しておいたほうがよさそうだ。平日ならばこのシステムから予約できそうだが、そもそも平日は空いているので、事前予約しなくても、さほど困らない。少し本末転倒な気もする。随分と先の予定が組める人であれば、重宝するだろう。行き当たりばったりの私のような性格の人には、あまり上手に使いこなせそうにない。

ドコモは確かにあらゆる点で他キャリアより高いけど、ゆったりとした施設、余裕を感じる店員さんの対応など、値段に見合うだけのそれなりの質の良さをサービスとして保持していると思う。「高価格、高品質」というのは、日本が提供していくサービスや製品として目指したほうが良いポジションである。「低価格、高品質」は結局、どこかにひずみが生じるし(例えば無理な労働環境や条件)、「低価格、普通品質」では差別化にならない。「低、低」ではレッドオーシャンになる。今回は、子供のキッズケータイ解約の手続に来たのだけれど、ドコモの方針は、今後も応援したいと思った。

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