新潟古町 喫茶エトアール

新潟駅からバスで5分ほど。古町(ふるまち、「ふ」にアクセントがある)という区画があり、昔からの繁華街、数条のアーケードが走っている。雪の降る寒い朝だけに、店内のコーヒーの香りが暖かく感じる。

店舗は、赤い絨毯階段を上がった先の2階にあり、窓の下にはアーケード街を歩く人たちが見える。雪の入らないアーケードは有り難い。エトワールとは、パリのオペラ座の花形スターといういみがあるようだ。何となく華やかな店内だ。

ハムチーズトーストエッグのモーニングセット。530円はオトクだ。コーヒーが熱くて美味しい。しっかりとした濃さがある。先ほど中央卸売市場でサバフライ定職を食べたにもかかわらず、やはり、美味しい。

ここ「古町」は、かつては中心地で、本町、と呼ばれていたそうだ。新潟市は明治維新後の農地改良から戦後の経済成長を経て大きく発展した。いろいろな歴史を見てきた喫茶店が、古町と本町の間に点在するようだ。

残念ながら、このお店、この翌日に閉店するそうだ。昭和51年からの歴史に幕を落とす。今までお疲れさま、と感謝したい。

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