秋も深まる9月下旬の平日。ミッフィーファンの嫁さんに連れられて、埼玉県川越市にオープンしたばかりの「みっふぃー蔵のきっちん&ベーカリー」に行ってきました。
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大人気で大混雑しているので、平日に休暇を取って行く必要がある、とのこと。また、整理券を配布していて、遅くなると午後3時の入場枠しか無くなるので、整理券配布開始の午前9時には到着しなくてはいけない、とのこと。
最寄りのコメダ珈琲店に入って、お得なモーニングを注文して、10時の開店を待ちます。平日午前の喫茶店は快適です。気が付くと15分前になり、ミッフィーキッチンに再度到着したのは開店の10分前でしたが、すでに10時入場の整理券を持った方々が、14名、並んでいました。
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朝5時前に起床、家事を一通り片づけて、片道2時間をかけて、気合を入れて現地に到着。8時50分の時点で先客が2名いましたが、余裕をもって「10時入店」の整理券をゲットできました(もっと遅くても良かった気が・・・)。
ミッフィーファンのガチ勢の度合いは、その「いで立ち」で判断できるようです。キーホルダーなどの小物から、カバン、洋服、貴金属類まで。全体的なコーディネートカラーにミッフィー的なものを感じる場合もあります。
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5分前。お店の内部カーテンが引き上げられ、内部の様子が見えるようになりました。人気のミッフィーあんぱんが、9個だけ並んでいます。「おひとり様、3個まで」との注意書きがありますが、15人目の私たちは、ゲットできるのでしょうか。あまりパンが好きではない私も、なんだか血圧と心拍数が上がってきます。
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9時ちょうど。ファンファーレと共にゲートが開かれます(大袈裟です)。各馬、鼻息も荒く、一斉に店内へ・・・という雰囲気では必ずしも無いにせよ、店内は一気にお客さんで埋まりました(9割が女性)。手分けして買うことになりましたが、ミッフィーあんパンは一気に品切れに。
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トングとトレイを手にしたものの、あまりパンが好きではない私としては、どのパンに手を伸ばせばよいのか、分からず。その間にも、棚のパンたちは減っていき、大盛りのトレイを手にした女性客が、狭い店内、レジへと並び始めています。
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とりあえずミッフィーの形をしたパンがいいだろう、と判断し、数少なくなっていた「コロッケミッフィーパン」を一つだけ、トレイに入れました。サツマイモのコロッケを挟んだ、ミッフィーカラーの白いパンです。サツマイモは川越名物のようです。目と口が焼き印されているのもポイントが高い、と思いました。
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開店後は混とんとしていた店内でしたが、10分程度が経過すると、自然にレジに向かう列が、形成され始めます。「並んでいますか?」という掛け声があり、レジを先頭に、時計回りの、蛇がとぐろを巻いたような、ぐるりとした一列ができました。蛇の先頭付近の方々は、ガチ勢でしょうか、トレイにパンが山のように積まれています。会計時、「4千ウン百円です」という声が聞こえます。一人で食べきれるのでしょうか(余計な心配です)。
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蛇のしっぽの方(列の後方、やや出遅れた方々)は、トレイの中身が寂しい様子です。気の毒に思っていたら、追加でミッフィーあんパンが焼きあがりました。「焼き待ちはご迷惑となるので禁止です」との張り紙も。
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単価が300円以上のパンが、まさに飛ぶように売れていきます。普通の菓子パンなら3個は買える金額です。ミッフィーパワーを感じます。ディズニーでミッキーマウスの形のパンケーキが市場価格の3倍で取り引きされている事象との類似点を感じました。
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ミッフィーの耳の形が特徴的な「ミッフィー食パン」も、イトーヨーカドーなどに店舗があるパン屋さんの、ネコの耳の形をした「ねこねこ食パン」を彷彿とさせます。この値段で味が普通の食パンと同じならリピートはないのでは、と思いましたが、帰宅後に食べたところ、お芋(川越名物)が入っていて、普通に美味しかったです。
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一方で、売れ残っていたのは・・・例えば、カレーパン。ミッフィーの形をしておらず、もはや普通のカレーパンです。でもきっと、こういうパンが美味しいと思います。270円のカレーパンは、きっとおいしいと思います。食べてみたい気もしましたが、嫁さんの優先リストからは外れていました。
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ミートパイや、こだわりクロワッサンも。このミートパイなんか、きっとすごい美味しいやつです。オーブントースターで軽く温めて、カフェオレとか、すごく相性がよさそうです。「点と点とバツを焼き印すれば、もっと売れそう」と言ったら、嫁さんから、そういうものではない、とのご指摘を賜りました。
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レジ前ではソフトクリームも販売しています。全部食べよう!という意気込みでいた嫁さんも、予想外にずっしりとしたトレイを抱えて再考した結果、今回はパスすることになりました。
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我が家のトレイです。今回の会計は「二千ウン百円」。食べきれない分は冷凍庫に保管する予定です。
無事にパンを買い込んだら、つぎはミッフィーショップです。定番商品のほか、お箸や和風食器など、川越独自のお土産も見られます。こちらは、整理券なしでも入れます。
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向かって右側が「みっふぃーパン屋さん」、左側が「普通のミッフィーショップ」です。店内で構造上はつながっていますが、ショップ側からパン屋には、入れません。今のところ、パン屋さんに入るためには、整理券が必要です。
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平日だったこともあり、その後もさほど混雑している様子はありませんでした。べつに開店前から並ばなくてもよかったんじゃないのかなと思いながらも、購入したパンは、自宅で美味しくいただきました。
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帰り道に見かけた、亀屋の「たまどら」も、かわいかったですね。川越の蔵の街は、訪れるたびに、新しい発見があるような気がします。都心からも近く(交通費が安く上がる)、小江戸の街並みを歩くのもタダ(嫁さんは何かしら買ってますが)。経済的にもオススメの、日帰り散歩先のひとつです。