白鶴 大吟醸 生酒

まさに飲み頃

生酒というのは、酒造りの工程で、火入れ、という処理をしていない清酒を言うそうだ。その賞味期限は、およそ8ヶ月と言われている。製造日は昨年の2月。少し過ぎているけど、格安でドン・キホーテに並んでいたため、話のネタに手にとって見た。売ってしまって大丈夫なのかな?

香り。大吟醸のかおり。とても良い。味。う、少し強いかな。大吟醸の透明さではなく、深い味わいと重厚な舌触りを感じる。パッケージにある「繊細な味わい」とは違った方向の印象だが、生酒だと思えば、決して悪くはない。これが税込み420円とは。贅沢だ。

昨夏が飲み頃だったのかもしれない。冷やした大吟醸を暑い夜にサッパリといただきたい。「夏にピッタリな」のだろう。今は1月。ベランダに出しておいたので、とても冷えている。本来は冷たいワイングラスで楽しむべきお酒なのかもしれない。

日曜日の夜。NHKの夜のニュース、「ダーウィンが来た」を小学四年の子供と一緒に見ながら、全日空のラウンジで余計に貰ってきたオツマミを二人で食べつつ、私はお酒をいただく。後悔と失敗に満ちた昨日は過去で、心配と杞憂の明日は未来だ。だけど、私たちは、この今日という瞬間にしか生きていないのが事実だ。今を楽しもう。明日も、その頃に来るだろうその時の今を、精一杯に楽しんで過ごそう。

ちょっと酔っ払ってきたかもしれない。

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