JR千葉駅は、構内がとても広い。品川駅や東京駅のように、駅ナカに飲食店や土産物店が満載している。購買需要を駅の中で満たそう、外には1円たりとも逃さぬ、というJRの強硬な戦略が見え隠れする（ような気がする）。一方で駅から出ずに済むので、一番安い切符でポケモンゴーや星のドラゴンクエストを楽しもう、という方々には、助かる戦略である（ワタシノコトデハナイ）。
モーニングセットはトーストのみ420円から。一番美味しそうな、BLTホットサンドセットにした。店舗はさほど広くないけど、座り心地も、居心地も、さほど悪くない。イスはKAWAJUN製。コーヒーの味は、しっかりとした感じがする。BLTサンドは、店舗前の写真よりは、少し小柄な印象だ。瀬戸内のレモン果汁によるレモネードが広告商品のようだ。BGMにはモーツアルトのヴァイオリン協奏曲が流れている。
比較的静かな店内。大箱でなく、二人がけと、一人がけのシートなので、多人数では入店しづらい点、騒がしくはなりづらいのかもしれない。コーヒーを抽出するプシューッという音が、たまに聞こえる。駅の構内だが、電車が行き交う気配は、全くしない。隣には別の珈琲店があるけれど、（浜松町のように？）お互いに価格競争には走っていないようだ。
今年は台風15号の影響により、千葉の一部では、まだ停電が続いているそうだ。災害ボランティアの募集を見る。ブルーシートを貼れる技術者、市内在住者、県内在住者に限られるようだ。ライフライン自体が復旧していないため、出来ることが限られている。
ふるさと納税から寄付金を送れる。返礼品はない。お酒数本分を飲んだ気持ちで、現時点での面積あたりの停電個数が一番多い（復旧が遅れている、と思った）、南房総市へ寄付をした。
内房線の車窓からは、公園の倒れた木々、ブルーシートが貼られた家の屋根が見える。広大な田園には落下物が散乱していて、農園のビニールハウスは無残にもボロボロだ。この景色の向こうには、まだ、困っている人がいるのだろう。こういう状況になったときに、政府の対応を批判するよりも、まず個人として何ができるのか、考えられるような人間になりたい。
