千葉県市川市にある、クリーンセンターからの余熱を利用した、大型プールと天然温泉です。江戸川の下流域、東京湾に接する場所にあります。基本的にクルマでのアクセスが便利で、首都高速湾岸線の市川インターから5分程度、広大な駐車場を備えていますが、原木中山駅、西船橋駅、妙典駅、行徳駅、本八幡駅からも、無料送迎バスが出ています。
今回の訪問のきっかけは、プールに行きたい！という子供の希望と、温泉でゆっくりしたい！という私の希望を実現するために最適な施設と言うことで、以前から「行ってみたいリスト」に書き留めていた本施設を訪問しました。
まずは、入館料が大人200円、小学生100円を支払います。するとロッカーキーを一人ずつに渡されます。ロッカーキーにはICチップが入っていて、温泉、プール、それぞれのゲートを通過すると、個別に課金されます。祝祭日の大人料金ですと、温泉が831円、プールが522円（2時間）です。ゲームコーナーやマッサージコーナー、休憩室、スポーツジムもあります。
まず、プールへ入ります。そこそこ大規模なプール空間が広がっています。25m×8コースの本格的な広さです。その横には、同じくらいの面積がある、流れそうで流れない、遊技用というかエクササイズ用というか、そんな多目的プールもあります。
プールに来たからには、1,000mは泳がないと損をした気分になりますので、頑張って泳ぎました。高校の水泳部時代は、1日あたり2kmから3kmは泳ぎましたが、もうトシですね。小学5年生の子供も、スイミングクラブに通っているだけあって、1,000mを泳いだようです。
次に、温泉に入ります。クリーンセンター（清掃工場）の廃熱を利用する仕組みのため、お湯は豊富に使われています。室内風呂は温泉では無いようですが、広々としています。ジェットバスや寝湯、サウナもあります。
天然温泉の浴槽は露天風呂の一つだけのようです。源泉掛け流し（加温）、濃い目の黒色の、ナトリウム塩化物強温泉で、なめると少し塩っぱいです。源泉の温度は27度（外気温31度）。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩から切り傷まで。やや温めのお湯ですが、しっかりとした温泉感があります。平和島温泉と似たような泉質です。
お風呂の後は、レストラン「アルマドーレ」で食事が楽しめます。定食もの（唐揚げ定食、天ぷら定食）、お酒のおつまみとして「以下の姿焼き」「軟骨の唐揚げ」、子供の好きな「たこ焼き」など。お酒類の単価は、やや高めでしょうか。食事の味はそこそこ良いです。ホッピーは焼酎が随分と薄いかな・・・？食後は自分で、配膳棚へ下げましょう。
いつの間にか、夕焼け空の時間になっていました。ジム施設も有って、エアロビクスやヨガなどのレッスンも提供しています。施設自体は、さほど新しさを感じませんが、比較的リーズナブルに週末を満喫できる、貴重な施設です。温泉の泉質も良いです。家族で楽しめる、健康的な総合レクリエーション施設として、おすすめです。
