カティーサーク スコッチウイスキー 快速帆船の名前は、スコットランドの魔女伝説から

黄色いラベルに、船のデザイン。ボトルには「The Spirit of Adventure」と彫られていて、羅針盤のデザインがある。冒険魂を持つスコッチウイスキー、カティ・サーク。原産国はスコットランド(当然だけど)。なんともかっこいい雰囲気だ。ドン・キホーテで798円で安売りしていたことはさておき。

スコッチウイスキーのカティーサーク(カティサークとも)とは、19世紀に建造された、イギリスの快速帆船のことらしい。当時、中国からイギリスまで紅茶を輸送するため、いかに速く一番茶を届けるか!を競ったそうな。しかしそのあと、スエズ運河が完成し、喜望峰を大回りするるルートはメジャーでなくなったため、レースからは引退したとか、どうとか。

19世紀の初頭、「東インド会社」が独占していた時代には、紅茶は2年程度もの年月をかけて、中国からイギリスまで運ばれていたそうな。その後、独占が崩れて、「イギリスの国民的が大好きな紅茶を、新鮮なままに、早く届ける!」ことが注目された。一番茶は高値で取引される(マグロの競りみたい)。船主や船長は莫大な利益と名誉を得られる。そんな時代に活躍したのが「カティサーク」号だ。

「カティサーク (Cutty Sark) とは、スコットランド語で短い (Cutty) シュミーズ (Sark) を意味し、ロバート・バーンズ (Robert Burns) 作の詩「タモシャンター」Tam o’ Shanter に登場する魔女に由来する」とある。スコットランドの魔女伝説。「魔女狩り」や「魔女裁判」。

また、タモシャンターとは、スコットランド民族衣装の、あのベレー帽をいうようだ。手塚治虫のベレー帽のイメージで、頭頂部分にボンボンがついているもの。スコットランドの民族曲を演奏している一団が被っているのをみたことがある。

話が飛びすぎた。カティサークウイスキーの味のほうに戻ろう。スムーズな飲み心地で、普通においしい。炭酸に割って飲んでみても、氷にトコトコと溶かしながら注いでみても、スコッチウイスキーっぽい芳香が感じられる。冒険者の精神を忘れず、これからも新しいお酒の味を探検していきたい(お安いものに限って)。

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