フィンカ・ローザル モナストレル D.O. イエクラ(赤・中重口)

妻がクリスマスに買ってきてくれた赤ワイン。スペインのムルシア地方の原産で、フルボディ的な味の濃さが印象的だ。醸造家のコメントによると、「輝きのある紫を帯びたガーネット色、特にチェリー、ブラックベリーの豊かな果実の甘みが広がり、リッチでジューシーな個性溢れる赤ワイン」とのこと。

実際の味わいとしては、やや渋めの、味の濃いワインという印象だった。好みが分かれるかもしれないが、こういう味も良いと思う。重厚感があり、ポリフェノールが非常に多いような印象を受ける。きっと健康にはいいのだろう。

妻は、売り場では、はじめ、軽めのワインを試飲したそうだが、私の好きなのは重厚なほうだと知っているため、このワインを選んでくれたそうだ。数千円の値段だそうだ。常日頃、私が買い求める範疇を大きく超えており、これを賞味できることは貴重な機会だった。

何より、クリスマスに一緒に乾杯できる、という機会は、何よりも変えがたい。10歳の子供が、乾杯する私たちの姿を見ながら、いいなあ、という視線を感じた。あと10年したら、一緒に乾杯できるだろうか。その頃には、親離れしていると思うと、すこし寂しくも感じるが、順調に育ってくれていることに感謝しつつ、2018年のクリスマスを家族と一緒に祝えることの幸せを感じた。

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