ハードシードル 夏の気分を、楽しもう。

「爽快で甘すぎない、りんごからつくったお酒。」炭酸入のリンゴジュースのような味。アルコール度数4.5%で、290mlだから、軽めの缶ビールくらいの酔い心地になれる。ジュースっぽいボトルなので、公園で飲んでも全く差し支えなかろう(注意:駄目です)。

本場フランスでは、ワインと同じくらいの古い歴史があるようだ。ぶどうを発酵させるのがワイン、りんごを発酵させるのがシードルとか。サイダーのような名前だ。フランス語では「cidre/シードル」、英語では「cider/サイダー」。アメリカでは発酵させてつくるものを「hard cider/ハードサイダー」と呼ぶそうで、そこから日本語での通称、「ハードシードル」が生まれたようだ。

実はこのシードル、リンゴジュースと酵母さえ買ってくれば、ご家庭でも比較的簡単に作れるそうだ。日本国内ではアルコール度数1.0%以上のお酒を許可無く作ることができない。インターネットにはレシピが溢れているけれど、「レシピは諸外国で仕込む場合の量を記載しています」という注意書きが添えてある。

ビールの代わりに飲むには、少し甘すぎるかもしれないけれど、パーティーで一緒に提供されたら、シードルの方に人気が集まりそうだ。浜辺のバーベキューでは主役を張れそうだ。コロナ自粛を横目に、そんな季節がもうすぐやって来る。水滴の滴る冷えたハードシードルをキリリと開けて、気分だけでも、夏のパーティーを楽しもう。

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