船橋温泉、湯楽の里(ゆらのさと)。東武アーバンパークライン「新船橋」駅、「塚田」駅のほぼ中間にあり、いずれも徒歩だと結構、歩かなくてはいけないので、何となく訪問を後回しにしていた。コロナ禍で公共交通機関を自粛中のため、自転車で行ってみることにした。江戸川区の自宅からは結構な時間がかかってしまい、細い道路をクルマとすれ違う危険もあったけど、なんとか行ってこれた。
加温だが、天然温泉が楽しめるのが良い。船橋周辺にある、塩化ナトリウム強塩温泉の一つ。露天風呂は広々としていて、かなり濃い目の塩味が楽しめる(飲めません)。最近では、サウナの方が主目的になっているので、屋外で風に当たりながら、休憩できる椅子があるのは、素晴らしい。
新型コロナウイルスについて、最近、「太陽光で急速に不活性化」という記事を見かけた。「太陽光でコロナ対策、快晴なら屋外10分でウイルス不活性化」とも。屋外の露天風呂は、健康促進だけでなく、予防にも効果があったのだ。新陳代謝が盛ん取れば、免疫力も上がってくる。最後にアルコール消毒(飲酒ともいう)すれば完璧だ。
温泉の源泉が流れるのは、露天風呂のうち、「上の湯」だけだ。「下の湯」の方は、循環濾過をしているそうだ。露天風呂コーナーにある他の湯船、「滝湯」、「つぼ湯」、「寝湯」も、やや強めの塩素の香りがした。コロナ対策のための強い消毒なのかもしれない。
屋内風呂コーナーの、炭酸泉が、とてもオススメだ。常に誰かが入っている。シュワシュワの泡が、何となく、お肌に良いような気がする。4人分しかスペースが無い。攻略法は、となりの「座り湯」で待機しつつ、空きができたらサッと入ることだ。単三の成果、低温に感じて、のぼせてしまいやすいので、注意が必要だ。
サウナ室も、一人分のスペースが、やや広めに設置されていた。テレビでは、開幕したばかりのプロ野球中継が流れていた。巨人対阪神。巨人の攻撃イニングが終わるタイミングで、多くの日tがサウナ室を出て行く所を見ると、今日は巨人ファンが多いのかもしれない。
休憩コーナーは、一人分ずつ、ソーシャルディスタンスを空けて使われていた。読書コーナーにはマンガもそこそこにある。地元ならではの特産品が売られていた。
温泉掘削ビットが展示されていた。これは、初めて見た。温泉を掘るときに、ドリルの先端に取り付ける機械。船橋温泉では、地下1500メートルまで掘り下げたそうだ。比較的柔らかい地層を掘削するときに使用したもの、という説明がある。いわゆる「ボーリング」という作業。別の会社の、井戸の掘削の動画には、「3時間で50メートル」と書いてあった。いったい何日かかったのだろう。掘り当てたときの感動が、伝わってくるような気がした。