千代田図書館 アヒルじゃないよ!

静かに本を読むには、最適な環境だ。千代田区の千代田図書館は、千代田区役所などが集まるビルの中にある。9階の窓からは、緑に囲まれた北の丸公園や、皇居の外堀が見下ろせる。館内は撮影禁止なので、詳細はホームページをご覧下さい。

コロナウイルスへの対策として、入館時には、係員が2名体勢で、手首への非タッチ式の検温を行う。アルコール消毒も必須だ。入館票を記入する台が設置されていて、本の返却だけであっても記載する必要がある。床にはソーシャルディスタンスを取るためのラインが引かれていた。

時間短縮営業のため、開館は10時。約250席ある閲覧席のうち、86席には、有線LANコネクタと電源コンセントが設置されている(コロナ対応で、間引きされていて、半分が使用可能)。窓際の個人ブースである「キャレル席」は、予約すれば2時間まで使える。平日の午前中だったので、半分程度の空席があった。

千代田図書館は、地図の右下。千代田区の庁舎が集積している。

テレワークにも快適な環境かな・・・と思っていたけど、あまりにも静かすぎるので、気兼ねしてしまう。席上の張り紙には、「パソコンや電卓のキータッチ音は、なるべく静かにお願いします。」閲覧席が半分しか使用していなく、人が少ないので、普段より更に静かなのだろう。電話通話は、エレベーター付近の「通話可能エリア」へ。無料Wi-Fiも提供されている。

「千代田区民の専用席」というコーナーがあった。気兼ねしているのか、誰も座っていない。千代田区の人口は約5.8万人で、東京23区で最少だけれど、一人当たりの公園面積、医療機関、交番の数はトップだ。企業が多ければ税収は多く、住民が少なければ、税金の支出も少ない。次に生まれ変わったら、千代田区民になろう。

ちなみに、貸出券の色で、区別されている。千代田区内在住の方は、桃色(ピンク)。千代田区内在勤・在学の方は、緑色(グリーン)。その他の方は、水色(ブルー)。私は千代田区在勤なので、誇らしげな緑色のカードだ。デザインは、誰が見ても「アヒル」と呼びたくなると思えるような、「白鳥」だ。皇居のお堀に浮かんでいる白鳥のデザインをしている。

皇居の周りを散歩してみると分かるのだけれど、優雅な白鳥は、滅多に見かけない。目に入るのはアヒルの方が、多いかもしれない。白鳥は、千代田区の「区の鳥」なのだそうだ。お濠の水面に浮かぶ、白鳥の清楚な姿。イラストからは、イメージが、随分かけ離れているようだけれど・・・。

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