タリーズコーヒー

まもなく閉店になるドトールコーヒーの隣にある、タリーズコーヒーへ入ってみる。ホットチーズトーストのモーニングセットを注文。トーストにチーズをたくさんかけて焼いてくれる。トールサイズのコーヒーと一緒で630円。ドトールが390円と比べるとやや割高か。テイクアウトするのなら、断然、ドトールを選びたいと思った。

ただし、店内の雰囲気は大きく異なる。間口は似たようなものだが、奥行きがある。店の入り口には一人用のイスが並び、壁に向かって座れるようになっており、電源プラグも挿せる。タリーズベアーというのか、熊さんの人形が出迎える。クリスマス色のぬいぐるみも並ぶ。店内の奥は二人用のテーブルとイス。背もたれが心地よい。長居しても疲れないだろう。さらに地下もあり、コーヒーを手にした諸兄が次々と地下へと続く階段へと吸い込まれていった。

タリーズはスターバックスを意識して作られていることが随所でうかがえる。同じく米国を発祥とする二つのコーヒーチェーンだが、スターバックスに遅れること20年ほど、タリーズは様々な工夫でスターバックスの良いところを取り入れて、さらに工夫して店舗展開や商品開発を進めたようだ。この、くまのヌイグルミもそうだ。さらに「分煙」という仕組み。スタバは全店が禁煙だ。軽食も充実していて、パスタや温かいトーストなどを食べながら、ゆったりとできる。ノートパソコンで作業している人も多い。コンセントも充実している。

ドトールコーヒーと比べると、これが200円程度の差額で享受できるのであれば、こちらを選ぶのは致し方ないのかもしれない。時間があればゆっくりしたかったが、モーニングを食べて雰囲気を知ることが目的だったので、長居はできなかった。朝の時間帯は、ひっきりなしにお客さんが入ってくる。コーヒーだけを注文するお客さんも少なくない。コーヒーの味の違いはよく分からないが、ドトールのコーヒーよりも濃い風味を感じたのは、店内のゆったりと落ち着いた印象が手伝っていたのかもしれない。

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