【江戸川区】あづま浴泉 大杉の広い銭湯

東京の環七道路は渋滞が激しい。環七の東側で渋滞に嵌り、もうどうしようもなくなったら、ぜひ横道にそれて、この銭湯で気分転換してもらいたい。…やや厳しい想定だが、万が一そんなタイミングがあれば是非、お立ち寄りいただきたい。

江戸川区大杉。このあたりは、どの駅からも遠い。失礼ながら陸の孤島とも言えるが、それだけに大手のスーパーや大きなマンションがなく、昔ながらの商店街や雰囲気が残っている。母の故郷なので、母と子供と一緒に向かった。

駅からの遠さが半端ない。車で向かうが、細い路地で、どこもかしこも一方通行。しかし駐車場が3つもある。停めさせてもらった。

広い。海の銭湯だ。広い共同待合室の天井は波のような形状。ソファーがゆったりとしていて、絨毯があったかい。大きなテレビを見ながら、湯上がりをくつろげる。

浴場に入ると、すぐ目に入ってくる銭湯の絵は、回るような踊る人魚たち。下の方は岩場を形どっていて、岩場の向こうに人魚を見るようだ。天井の窓は魚のくもりガラス。全体的に古い施設だが、なんとなく可愛さがある。

お湯は、熱い。江戸川区の割には熱い。サウナがあり無料で使えるのは嬉しい。水風呂があり、浴槽はぜんぶで四つ。今日の薬湯はレモン湯だった。やや温めだ。

地元の高齢の紳士たちが大きな声で話に花を咲かせている。もう、地元の人しかいない。番台でスタンプラリーの台紙をもらう。

下駄箱や浴室の錠前が伝統的だ。風呂桶がケロリンではない。プラスチック製だが、Made in Japanとあった。トイレがきれいだったのが印象的だ。水色のトイレ。ここにも海があった。

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