カフェ 清澄 清澄白川駅

江東区の文化遺産なのかもしれない、かの有名な清澄庭園という大きな公園の周囲にいくつかある喫茶店の中でも、特にシンプルでセンスのいいお店のひとつに数えることができるだろう。カフェ清澄。表示では、cafe清澄という。その名前の通り、とても清らかで澄んだ感じの喫茶店だ。

女性が一人で入るには、とても良い雰囲気だ。カウンターには小説や絵本が並んでいる。ご婦人とそのお母様だろうか。お二人が静かに手慣れた作業でコーヒーを淹れてくれる。

2月の、東京に雪が降った日。外はとても寒いのでカフェオレを注文した。たっぷりのミルクのアワに包まれた、あつあつのカフェオレが出てきた。体が芯から温まる。

店内の小さな黒板には、白いチョーク書きで、ケーキセットで730円、とある。カフェオレも400円。控え目な価格設定。

ゆっくりとした英語のポップスが、静かにBGMとして流れている。特に分煙はされていないようだが、この雰囲気で喫煙しようとする人はいないのではないだろうか。

お客さんもまばらだが、すべての席が埋まっている。カウンターに座った。天気の良い日であれば、清澄庭園を散歩する途中で利用する人も多そうだ。散歩しながらこの店を見つけ人は、今日はいいことがありそう、といった気持ちになると思う。

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