【中央区】勝どき湯 都会風のオシャレな銭湯

東京都中央区といえば、銀座や築地が有名ですが、埋め立て地の方や、月島、勝ちどきも、りっぱに中央区です。今日はお台場で仕事があり、豊洲方面からレンタバイクで、仕事帰りのサイクリングを楽しみます。電動自転車は便利ですね。長い橋の上り坂も、まったく苦にならない。豊洲市場は、外から見ると、夕暮れ時も手伝って、すこし閑散としているように見えます。若い頃に、築地市場で働いていたこともあり、市場の移転は少し寂しいのですが、築地のトラック待ちの排気ガスが減ったと思えば、環境は随分と良くなったのだと思います。

さて、長い長い橋を、電機自転車でスイスイと快適に渡った先にある勝どき地区は、見渡す限り、タワーマンションだらけ。まさに未来都市のようですが、朝や夜の通退勤のときは混雑するだろうなあとか、災害発生時にエレベーターが止まったら大変だとか、近未来的な心配もわき上がります。「勝ちどき湯」は、勝鬨橋(かちどきばし)まで行かなくて、もっと手前のほう、清澄通りが新月島川を渡り終えて、ちょっと左折したあたり。あまり目立たないのですが、高級感あふれるマンションの一階に、立派なエントランスを構えています。勝どき湯。縁起の良い名前です。石造りの階段を地下に降りると、銭湯の下駄箱が待っています。番台では、初老のご夫婦がむかえてくれました。若い女性も利用しているようです(番台ですれ違いました。除き見ではありません)。

さて、中に入って見ると、勝ちどき湯は、全体的に新しくて、キレイな銭湯です。更衣室も広くて、平日の夕方、少し小雨が降り始めたタイミングもあって、お客さんは少ないようでした。浴室内は、白いタイルとクリーム色の壁、なんとなくヨーロピアンな装飾感は、浴室の正面の壁にある、西洋風の出窓のようなデザインの印象が強いせいでしょうか。都会風でもあり、大正ロマン的でもある、センスの良い何かを少し感じます。浴槽はやや浅めで広く、2つあり、1つは冷水です。サウナが併設されていて、別料金の300円で楽しめます。ちょっと覗いてみましたが、中々、立派な造りでした。

浴槽のお湯は、熱くもなく、温くもない、ちょうど良い感じです。ジェット水流の吹き出し口が2つあり、かなりの勢いのため、腰を浮かすと、水流で身体が流されて、浴槽の中をくるくると回ってしまいそう(やや誇張表現)。洗い場には、シャンプーとボディーソープがついています。洗い場に座ってみると、シャワーの位置が少し高いようです。座高の高い外国人でも、安心してお使いいただけます。

勝ちどき湯さんは、施設内が結構ひろくて、番台カウンターのロビーとは別のホールに、濯機とコインランドリーがあります。お風呂で温まっている間に、洗濯ができます。ただし、脱衣場からは番台前の玄関を通る必要があります。ご利用は計画的に、着替えは用意しましょう。

湯上がり。再び、レンタバイクに乗ります。季節は残暑。夕暮れ、温めの風が流れてきます。勝ちどき駅からも徒歩数分。派手さはないのですが、とても綺麗で新しく、もっと人気が出ても良さそうな、隠れ家的な銭湯です。いいお湯でした。

グーグルマップより。

ストリートビューより。

タイトルとURLをコピーしました