三内温泉への道 青森の雪道をテクテクと【2019青函旅-02】

今回は、青森から函館にかけての湯巡りがメインテーマの船旅ですが、ぜひ訪れたい!と願っていたのが、青森市内の縄文秘湯、三内温泉(さんないおんせん)です。青森市内には、三内丸山遺跡があり、縄文時代には、1,700年もの長きにわたって営まれた、三内丸山ムラがあったそうです。縄文時代の人々に愛されたという、秘湯、三内温泉。その泉質は色々なホームページでも絶賛されている一方で、その施設自体は老朽化も激しく崩れ落ちる寸前、とも言われています(言われてたかな…)。

時間が合えば、ちょうどいいバス経路があるのですが、一時間くらい待つのは困るので、程よく徒歩も組み合わせた、バス経路で向かいます。青森駅から徒歩数分の「古河」というバス停の4番で乗車し、「三内霊園前」というバス停で降車します。250円です。

バスを降りたら、今来た道路を左手に振り返って、ローソンの向こう側の道を右に入リます。東北新幹線の高架線路が見えます。東京から青森、新幹線なら3時間半ですが、夜行バスは9時間かかりました。ちなみに昔に経験した青春18きっぷでは、18時間かかりました。時間と金額は反比例しますが、旅にかける時間と充実度は正比例するように思えます(ちょっと格言っぽいかな?)。

徒歩で30分くらいでしょうか。雪道をテクテクと歩き続けます。東京では滅多に見られない景色に、心がワクワクします。真っ白な雪をキュッキュッと踏みながら歩くのが、なんでこんなに楽しいのでしょう。私は前世は雪国にいた何かのケモノだったのかもしれません。

結構あるきます。だんだん、手袋を通して、手の指が寒くなってきます。途中で、とても大きな、三内霊園を通ります。広い池では、この寒いのに、カルガモたちが健気に泳ぎ回っています。氷はまだ張っていないようです。青森の冬は、まだまだこれからなのでしょう。

道すがらの看板が目に留まりました。なかなかの格言だと思いました。いつも散らかっている、子供たちの部屋の前に貼っておこうかしら。でも、自分が子供だったら、こんなことを言われたくないかも。よく考えると、何となく上から目線も感じます。最後のところは「わたしです」の方が、インパクトあると思います。

そろそろ20分くらい経過しようとしています。だんだん手が冷たくなってきて、耳たぶも痛くなってきました。三内霊園の、阿弥陀如来像が、雪をかぶって、余計に神々しく見えます。雪は、しんしんと、振り続けています。トボトボ、テクテク。三内温泉、まだかな。。

やっと、みえてきました!冬場の温泉は素晴らしいけど、徒歩で歩いて向かうには、やはり距離的には限界の程度があることを学んだ気がします。(続編へ続きます。)

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