【青森県青森市】あさひ温泉 海の香りがする良泉【2019青函旅-06】

あさひ温泉、を訪れました。青森駅、新青森駅から、青森フェリーターミナル駅方面へ徒歩で30分くらい(普通は歩かない?)。青森市内でも泉質が良いことで有名です。郊外型のショッピングモールに隣接した、大きな駐車場を持つ、あさひ温泉。地元の方にとってもアクセスは良さそうです。

今回は、青森駅から雪の中を歩いて向かいました。雪の降る中を歩くことは、東京モンにとっては意外と楽しいです。途中には森林博物館や沖館稲荷神社など、雪化粧した美しい建物や景色が楽しめます。グーグルマップのおかげで、(さほど)迷わずに到着できました。

さて、玄関をくぐって靴の雪を落とし、中を覗いてみますと、温泉銭湯というよりも、ちょっとした保養施設のロビー広間のよう。待合ホールには趣のある藤製のチェアが並んでいます。週末とはいえ午前中ですので、お客さんの姿もまばらです。なんとなく東南アジアのような明るい雰囲気です。一方で、館内のBGMは有線放送の演歌番組。ちょうど、細川たかしの「矢切の渡し」が流れていました。

「ニャンだか幸せ、一期一会」という湯暖簾が、とても愛らしいです。脱衣場にはカゴと棚入れだけがあり、鍵付きのロッカーはありません。三内温泉といい、出町温泉といい、青森の浴場スタイルなのでしょうか。泉質は塩化ナトリウム温泉で、源泉は43.5度の掛流し。そのままで、すごく適温です。これがそのまま、浴槽へ注がれているのかな。

大浴場に入ります。広い湯船が、中央に広がっています。薄緑色です。外部から湯船へと太いパイプが伸びていて、湯船の下へ入り、底のほうからゴボゴボと勢いよくお湯が吹き出しています。「100%温泉ですので安心してください」というプラカードが掛けられています。湧出する源泉を手にすくい取り、少し口に含んでみます。しょっぱい!海の味がします。硫黄の感じは無くて、まさに海の泉質です。

演歌BGMが「矢切の渡し」から「泳げたい焼きくん」に、そして南こうせつの「夢一夜」へと変わりました。サウナ、水風呂、子ども用風呂(おじいさんがのんびり浸かっています)のほか、浴室内としては珍しく、木製のベッドが4台、並んでいます。温泉で火照った身体を休ませるところ。ちょっと寝てみました。これは良いです。ここでは、床にトドのように寝転ぶ必要はありません。

シャワーから出るお湯までしょっぱいです。港からも近いので、海の成分が沈殿、長い年月をかけて温泉へとつながったのでしょうか。青森市内から気軽に行ける、泉質の良い日帰り温泉として、地元の方からも評価の高い「あさひ温泉」さん。クルマでのアクセスも良いです。今度来たときには、もう少しゆっくり楽しみたい温泉でした。

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