「君と会えたから」喜多川泰

話は「私」が画廊で一人の年配のご婦人に合うところから始まる。ストーリーは20年前に遡り、「僕」が一人の少女と出会う。彼女は「私たちの未来の夢」を実現するために必要なことを一つずつ、教えてくれる。

・私たちの未来の夢は、それに向けて情熱を絶やさず行動し続ける限り、必ず実現することが約束されている。それを確率の低いものに変えてしまっているのは、冷静な分析と称して行動をすることもなく、頭の中で繰り返される消極的な発想に他ならない。

・夢を実現させる2枚のライフリスト。「円」の読み方、集め方。自分の内側に煌々と灯す明るい光。手段を目的にしない、職業を夢だと考えないこと。

・動物園の動物たちに植え付けられた先入観のように、昨日まで出来なかったという事実は、今日も出来ない理由にはならないこと。そして、約束されていることはひとつだけ、ということ。

あとがきによれば、著者の実体験を踏まえた物語とのこと。「誰もが描けないような壮大な夢を掲げて、誰にも真似できないような素晴らしい人生を送ると決めて。」表紙カバーや所々に挿入された青空の写真が爽やかに眩しい。

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