比較!「蔵そだち」と「くらのすけ」 価格以外にも・・・

格安店に並んでいる、格安日本酒の代表選手(※)といえば、「蔵そだち」と「くらのすけ」(※地域にもよります)。製造元である小山本家酒造のホームページによれば、甘辛度はいずれも「中口」(くらのすけは「やや辛口」とも)。税抜き598円で販売しているお店が多いようだ。

まずは「くらのすけ」から。「美味しさとお手頃価格のヒミツは、伝統と最新技術のあわせ技。」代々受け継がれた伝統の技を最新技術に置き換え、これまで人手に頼っていた工程を自動化することにより、繊細な温度管理や手作業では困難な大型発酵タンクの仕込を実現。一般的な仕込の約13倍に相当する40トンのお米を仕込むことが出来るようになったそうな。甘さをおさえたスッキリした味わいと、キレの良い後口が特徴で、飲み飽きのこないお酒。合う食べ物は「おでん、だし巻き卵」、オススメの飲み方は「冷やして」「常温」「ぬる燗(40度)」まで。米だけのお酒(清酒)を使用した贅沢な原酒を一部ブレンドしている。

つぎに「蔵そだち」のほう。「国産米を100%使用し、地下180メートルから湧き上がる天然水だけで醸しました。水・米・技にこだわる地酒「蔵そだち」です。軽快なキレとコクのある味わい深いお酒に仕上げました。」「熱燗(50度)」までが、オススメの飲み方に含まれている。

実際の話、「蔵そだち」の熱燗は、我が家の(というか私の)ホームお酒?として定着しつつある。「鮮度」もポイントで、ドンキでは大量に消費されるため、店内在庫の回転も速く、いつでも先月の製造分を購入できる。「醸造したばかりの新鮮な格安酒」は、「日数が経過した高級酒」よりも美味しい…ような、気がする。釣りたての魚の、新鮮な刺身のようだ(すこし大げさ)。

蔵そだち: 軽快なキレとコクのある味わい深いお酒、熱燗でも美味しい、天然水仕込みの地酒
くらのすけ:スッキリした味わい、冷やして爽やか、ぬる燗までがオススメの「やや辛口」

これに加えて、日本酒「大五郎」や「鬼ころし」も販売している小山本家酒造。家計にも優しいリーズナブルなお酒の飲み比べも、なかなか楽しい。「手段が目的化することを趣味という」そうだ。安いお酒の飲み比べは、外出自粛の中、「ウチで楽しめる」趣味の一つになっている。

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