献血に関しては、不要不急の対象外であり、むしろ政府が後押ししているという。ちょうど前回の献血から適当な時期が過ぎて、電子メールのお知らせを受け取っていたので、大手を振って外出できる数少ない「不要不急の対象外」へ、出かけた。
この時期といえど、休日の献血ルームは混雑している。事前の予約が推奨されている。秋葉原の万世橋交差点付近は、閑散としていた。ときどきウーバーイーツの自転車や、宅配便の配達業者のクルマなどが通り過ぎる。いつも賑やかなパチンコ屋さん、ブックオフも閉店中。メイド喫茶のチラシ配りの姿も見かけられない。
献血会場内は、事前予約の献血提供者たちが、皆マスクを着用し、一つずつ席を空けて座っている。「三密を避けるため、長期休憩はご遠慮ください」との張り紙も。マンガの本棚に囲まれて、スマホ充電用コンセントもあり、無料で飲料、お菓子、アイスが提供されることを楽しみに来場する人も少なくないが(私もその一人)、今回はほどほどに我慢しよう。
献血回数が多い記念に、高級そうなガラス器を頂いた。お猪口で一杯分、冷酒を飲むのにちょうど良さそうな大きさ。献血ポイントが貯まっていて、洗濯ネットと交換した。次回に献血可能となるのは3か月後。新型コロナウイルスは収まっているかな。それとも、今の状況が「新常態」の生活スタイルとして、落ち着いているのかもしれない。