北海道へ0泊2日の旅 フェリーで仙台から苫小牧へ

ほぼ毎年、ひとりで北海道を貧乏旅行していましたが、しばらく旅行は厳しい状況が見えてきましたので、今回は「最後かも」ということで、子どもたちにも声を掛けました。最新の船舶換気システムの搭載などを確認しつつ、3人の子どもたちと一緒に、北海道を往復してきました。

嫁さんは寒いところが大の苦手なので、東京の自宅でネコと留守番です。今回は子どもたちが一緒なので、旅費の半分は家計から出ることに!(いつもは全額小遣いから)。お土産は「白い恋人」に決まっています。

東京から仙台へは、新幹線(「特割50」という制度で半額)、仙台から苫小牧までフェリー(GoToキャンペーンは直前で中止)、苫小牧から(札幌は寄らずに)新千歳空港へレンタカー、格安航空で帰京するという、0泊2日の強行日程です。

繁華街もちろん、観光地には向かいません。できるだけ三密を避けます。本当に行って帰ってくるだけ。「旅」そのものを楽しむ「旅」です。目的地である北海道での滞在時間は、約5時間でした。

今回乗船した太平洋フェリー「きそ」は、やや古いですが(2005年1月就航)、とても大きな船です。旅客定員768名、全長約199メートル、総トン数15,795トン(比較できないけど)。2019年の新造船「ニューきたかみ」の方が新しくてキレイですが、やや小さいので(それでも13,694トン、535名)、子どもたちには、豪華さ・大きさを体験してもらいたい!と思って、「きそ」に乗れる日程を組みました。

真冬、夕方の5時。JR北海道「多賀城駅」から、徒歩で行きます。途中のスーパー「イオン多賀城」で、お菓子(一人500円まで)を買い込みます。寒くて真っ暗な道を歩くのも、良い思い出。仙台港に近づくと、フェリー船の壮大な勇士が見えてきます。「大きい!」「建物じゃないの?」ワクワクしながら、足が速まります。

夕食と朝食は、レストランでのブッフェ形式。コロナ対策で、ビニール手袋をして料理を取りに行き、各テーブルはビニールシートで仕切られています。食後は自由時間(約16時間)。大浴場へ行ったり、シアターで映画(とても古いフィルム)を見に行ったり。閑散としたゲームコーナーでは、UFOキャちゃーでミッフィーのぬいぐるみをゲットしました。

真夜中に甲板へ上がってみると、雪が降り始めていました。雪のため、星空は見渡せませんでしたが、満月の光冠(月に薄い雲がかかり、周りに青白い光の円盤が見える)が見えました。

B寝台の寝室は、カプセルホテルのようです。子どもたちには新鮮な印象で、お菓子やジュースを買い込み、一人だけの個室(すごく狭いけど)。インターネットの繋がらない、太平洋の海上の船旅。翌朝、日の出を楽しみにしていましたが、これも曇り空。それも一つの思い出かな、と思います。

太平洋フェリー「きそ」施設紹介

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