◆ヒノキ林で囲まれた開放感のある露天コーナー
◆塩っぽくない塩化物ナトリウム温泉
◆小さいけど冷たい水風呂(順番待ちに注意)
筑波山へ家族旅行に行くことになりましたが、あいにく宿泊先の温泉旅館には、サウナがないようです。それでは!と、一足早めに出発して、サウナ付きの施設に立ち寄ることにしました。つくばエクスプレス(TX)、つくば駅までの途中駅には、千葉県人気第1位のサウナ施設「スパメッツァおおたかの森」がありますが(第2位は「舞浜ユーラシア」)、土曜日は混雑していそうなこと、朝9時までの入場には間に合わないこと(早朝200円割引)から、今回が初訪問となる「つくば温泉、喜楽里別邸(きらりべってい)」に向かいます。
TX「研究学園」駅で降ります。炎天下、広い道路に沿って筑波山・研究学園方向へ歩くこと、約15分。右手方向、ヒノキ林に囲まれた一区画が見えてきます。広い駐車場です。土曜日も正午をまわり、地元ナンバーの自動車で埋まり始めています。
滞在時間が限られているので、岩盤浴ナシ、入浴のみ。強気の価格設定(1350円)です。フロントで大小のタオルを取ります。室内着は別料金。浴場まで和風な廊下が続きます。昼寝用、読書用、外気浴など、休憩コーナーが充実しているようです。レストランの地元メニュー「つくば地鶏の親子丼」が美味しそうでした。
浴室に入って体を洗った後、露天コーナーへ出ます。見上げるような高さのヒノキ林に囲まれています。大きな幹線道路に面しているので、静かな別邸という印象は少ないのですが、周囲に建物が少ないこともあり、涼しい風が舞い込んできます。整いイスやリクライニングチェアは合わせて10脚ほど。サウナ目的のお客さんが新設のスパメッツァに流れたのでしょうか、意外と空いていました。
サウナは86度のドライサウナで、定期的にオートロウリュがあります。そのすぐ後に、天井の6つ程度の通気口から、温風が吹き出します(約3分)。残念なのは水風呂の狭さ。2人しか入れません。無理すれば3人は浸かれますが、遠慮して並ぶのがルール?のようです。水温は約15度と結構冷たいので、長湯(長水?)する人は少ないようです。
ちょうどサウナ室のテレビでは、夏の選抜高校野球が中継されていました。攻守交代のタイミングでサウナ室を出よう!と考えているお客さんが多いようで(私も)、ツースリーからファウルが続いて展開が長引くと、手に汗握るどころか、大汗が止まらない状態に。さらに水風呂が小さいものですから、色々と気を遣ってしまいました。
泉質は「ナトリウム-塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)」。塩化物泉にしては塩っぽさはなく、やさしめの水質です。お湯の吹き出し口の周りの腐食具合(または温泉物質の付着具合)を見ると、泉質の強弱が分かります。ガッツリとした温泉感はありませんが、良い温泉だと思います。
さて、TXには時差式回数券があるのですが、各駅の改札を出てしばらく歩くと、必ず「格安回数券の自動販売機」が見つかります。土日版は2割程度、安く買えますので、必ず利用しましょう。