この世で一番の贈り物 オグ・マンディーノ

珈琲店にて。

この本は、オグマンディーノの代表作「この世で一番の奇跡」の続編。その何年もあとに、ニューハンプシャーの静かな森の中に家を買うことに始まり、サイモンポッターとの再会を経て、彼から「これからの人生」という覚え書きを渡される。

前作では「神の覚え書き」として、作品中に登場した自己啓発につながるメッセージが、今回の作品では更に短く、6分で読めるようなサイズになって掲載されている。

失敗した昨日や、不安な明日といった日にちは無く、あるのは今日だけ。「これからの人生、かけがえのない今日というこの日、私は神の助けを借りて…」という言葉たちは、それぞれが短いが、心が軽く、明るくなっていくのを感じる。宮沢賢治の詩のようだ。心の中で反芻することで、潜在意識に対して繰り返し肯定的な暗示をかけることによって、それらは信じられるものとなり、実現する、という。

実際に文字を心の中で読みながら時間を図ると、4分55秒だった。いくつかの大事な段落と、最後にそれらの、とりまとめ。読みやすくて、染み入るようだ。こういうことに想いを寄せられる人でありたい、と思った。習慣にしたい。

タイトルとURLをコピーしました