セブンイレブンで198円、サントリーのカップワイン赤、セブンプレミアム。CUP WINEという商品の、世界的な認知度は不明であるが、日本のイノベーティブなところは、こういうものを堂々と商品化できるところにあるのだろう。
濃縮還元ぶどう果汁から作られている点は、いわゆる「国産ワイン」に分類されるのだろう。やや辛口、という記載がある。酸化防止剤も添加されている(未だにそれが何なのか良く理解できていない)。容器は明らかに「ワンカップ大関」と同じ作りのようだ。「容器のまま暖めないでください」という、電子レンジのバッテンマークがある。
製造しているのは、サントリー。「酸化防止剤無添加のおいしいワイン」が、定番商品である(庶民的には)。ホームページを覗いてみると、たしかに「カップワイン」を紹介したものがあるけど、「店舗様専用商品」と銘が打ってある。なるほど、普通では売っていないものが、限定モノならば、間違いなく「プレミアム」といえる。味が2割程度増しで、美味しく感じられそうだ。
このままグイッと飲むのが正式な気もするけど、いつものグラスに注いでみる。香り。普通の濃い口国産ワインだ。好きな香りだ。一口。同じく、お馴染みの国産ワインだ。甘口ではない方のやつだ。少し安い方の味かもしれない。最近のお気に入りのチーズである「タンパク質25%アップ、QBBプラス習慣チーズ」と一緒に味わう。普通に美味しいコンビだ。
ただし、180mlで198円は、やや割高である。720mlのワインならば、我らがドン・キホーテなら、いつもの「無添加の美味しいワイン」が(セール時には)298円で購入できる。地元の特産ワインなどの、本当の意味でプレミアムなら、このサイズは新幹線で飲むのにも、丁度いいサイズ。出張の帰り新幹線の定番と言えば、缶ビールに柿ピーで500円、というのが「鉄板」であるが、カップワインにチーズでも500円に満たない。新たな定番として、面白い組み合わせになりそう。