門前仲町といえば、江戸時代から深川地区として、富岡八幡宮を中心とした門前町が栄えたところだ。当時は、永代橋を渡ってお寺や神社を廻った帰りに、茶店での食事や甘味処でのお話(メイド喫茶の源流も?)、人形劇や歌舞伎などの観劇も楽しみつつ、そのうち一大歓楽街として、門前仲町は栄えていったようだ。深川芸者といった言葉も、記憶に新しい。
さて、このスーパーマーケットの名前、赤札堂というのは、江東区の下町ではとても有名な、地元密着型の中規模スーパーマーケットチェーン店である。演歌や歌謡曲の流れる店内、目立つ赤色の特売札が貼られた特売品。砂町銀座商店街の中央にもある、知る人ぞ知る生活拠点である。
江戸深川資料館へ向かう途中。小腹があまりにも空いていたので、赤札堂へ立ち寄ってみた。美味しそうなパン屋さん、イートインスペースも併設されていた。一番美味しそうなビーフカレーパンに惹かれた。「ビーフカレーパンは、電子レンジで10秒、その後にオーブントースターで2分程度、加熱すると、カリッと揚げたてのようになります。」
レンジはなかったけれど、カウンターに座って、赤札堂で売っていた、お気に入りのザバスミルクプロテインと一緒に、一息をつく。そこそこに美味しい。コーヒーも、飲みたくなる。ドトールやベローチェでも、カレーパンを売り出したら、かなりの需要があるのではないかしら。イートインスペースだと、税金が異なるのかな。
赤札堂の裏手には、ドコモが提供してきる赤色のレンタル自転車の置き場所がある。清澄白河駅まで、自転車で行こう。爽やかな秋空の下で、ペタルを漕ぎ出す。電動は便利だ。青い青い秋空を見上げる。清澄白河駅までとはいわず、なんだがもっと遠くまで行けそうな気がしたが、明日は仕事なので、今回はそこまで、にしておこう。。