「昔の友は、今も友~。俺とお前と、大五郎~。」協和発酵が販売していたころの、懐かしいCMテーマソングだった。「おれとおまえと、だいごろう~」というサビの部分が印象的だったが、その後にアサヒビールへ販売権が移り、演歌歌手(今は不思議な存在だけど・・・)の氷川きよしさんをイメージキャラクターに起用。多くの大五郎ファンからは、「大五郎の顧客層を間違えた起用だ」と批判の声すら上がっていた、話題の焼酎である。
オサイフに優しい特大ボトルの焼酎甲類は、それはそれは、お店ごとに色々なブランドがあるけれど、焼酎「大五郎」は比較的値段が高め・・・のような気がする。特大ボトルの焼酎甲類としては、この商品「大五郎、2.7リットル」が、元祖なのだとか。30周年を迎えたロングセラーだ。ミニカップの「ミニ五郎」、5リットル?の「特大五郎」というのも存在する。
特大ボトルの焼酎甲類は「手を出したら、終わりだ!」とも言われている。お酒の味にこだわらず、ただ酔っ払うことだけを目的としたシロモノであるかのように見える。値段は低いが、アルコール度数は高い。目的のみを追求する、このシンプルさが良い。悲しい目的のためだけに作られた、無骨なナイフや拳銃、日本刀の刀身の美しさに、魅せられてしまうような感覚だ。
「いかにして安く酔っ払えるか」をテーマに、ZOOMでウェビナー討論会を開催して欲しい。参加者は3チームに分かれる。アサヒビールの「大五郎」、宝酒造の「宝焼酎」、サントリーの「大樹氷」。会議の開始時間は金曜の夜9時が妥当だ。メーカー毎の焼酎甲類の味の違いを明確に説明できるのであれば、大したものだ。ノーベル賞ものである。いや、ギネスブックかしら。私も酔っ払ってきたかも。。